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離婚理由は夫のフリンだが、トメが不気味過ぎて喜んで離婚に応じた。私『トメはウトのせいで心が壊れたんだろうな…』→実は・・・

私は最近5ちゃんねるやおーぷんを知って
「若い時にこういうものがあればなあ」と思っている、じき60歳のアラ還
離婚したのは30年近く前
年寄りのだらだらした自分語りだから面倒な人はスルーしてね
夫家族には全員「元」がつきます

先に3行でまとめておくと
直接の離婚理由は夫の不倫なんだけど
トメ(夫の母親)が不気味過ぎて、離婚話が出た時に喜んで応じてしまった
でも今は、「トメはウト(夫の父親)のせいで、心が壊れていたんだろうな」と思っている

夫は大学の1年先輩で、早くから結婚するつもりで互いの家の事情も話し合っていた
それで結婚当初から義実家で同居だったけど、納得のうえだった
でも夫は大事なところは私や私の家族に言ってなかった

まずびっくりしたのは、ウトにはお妾さんがいた
盆と正月は、お妾さんの家に挨拶に行くよう申し渡された
その家はウトが建ててやって通っていた、「別宅」だった
ちなみにお妾さんに子供はいない
夫に「なんでそんなところに行かなきゃいけないの」と食ってかかったが
「第二の姑みたいなものだろう」とウトと夫に説教され、それ以上言い返せずしぶしぶ従った
このあたりは「いい嫁キャンペーン」てやつだった
トメに「あの人(お妾さん)のことって、お義母さんはいいんですか?」と聞いてみたことがあるけど
「無口で何を考えているかわからない」(夫談)というトメは「まあね…」と言うだけだった

959: 名無しさん@おーぷん 20/11/17(火)00:21:14 ID:HSj
958の続き
当時は携帯電話は普及してなくて、固定電話が各家庭に1台という時代
その頃の一戸建ては、たいてい玄関から茶の間に通じる廊下の脇に電話台が設置されていた
私や友人たちは結婚したり仕事が忙しかったりであまり遊べなくなったので
仲の良い友達と電話で話すのが息抜きだった
ある日、友達と電話でキャッキャと話していて
ふと気配を感じて振り向くと、トメが後ろにいる
それも、私と背中合わせで30センチくらいしか離れてないところに静かに立っている
トメと私は同じくらいの背丈なので、私の目の前にトメの後頭部があった

悲鳴を上げそうになって、早々に電話を終わり
「何してるんですか!」と怒鳴りつけたら、何も答えずに茶の間へ消えていく
追いかけて「ひとの電話を聞いてないでください!」と言うと
「ああ…」とそっぽを向いたままつぶやくだけ
気持ち悪いので夫に訴えると「なんか(私に)用事があったんだろ」とスルーされた

別の時、私の妹からの電話で、仕事の愚痴を聞いてやっていると
またもトメが背中合わせにヌ〜ッと立っている
たぶん、私の電話が長話になって、私がそっちに気を取られているのを見計らって立っている
腹が立ったというか邪魔だし、妹のあれこれの事情は知られたくないので
トメの背中をドンと押して、手ぶりで「あっちへ行け!」と示すと
トメはそのままぬるぬるとした足取りで茶の間へ消えた

もうやらないだろうと思ったら
また別の電話の時、今度は「押されないようにしよう」と思ったようで、足元にしゃがんでいた
危うく蹴り飛ばすところだった
ウトや夫がいる時は私も長電話はしないので
トメと私しか家にいない時、私が電話しているとこれをやる
その都度、「あっちへ行け!」と示すと、おとなしく去る

960: 名無しさん@おーぷん 20/11/17(火)00:23:07 ID:HSj
959の続き
何度トメに怒っても夫に訴えてもらちが明かず
いっそテレホンカードを買って公衆電話を使おうか(←当時の若者は、長電話を親に叱られるとそうしていた)
と考えていたところ、その電話に、夫の不倫相手がかけてきて、夫の不倫が発覚
今度は離婚の話し合いで、私の実家や弁護士との電話が増えたが
トメはもれなく近寄ってきて後ろに立ったり足元に(ry
私も気が立っていたので、片手に受話器、片手に電話機を抱えて
トメを肘でガンガン小突きながら茶の間に追い込むという乱暴なことをしていた

他に嫁いびりらしいことはされたことがない
というか、思い出してもトメと「会話」した記憶がない
ウトは会社帰りに夕食をお妾さんのところで食べて、夜遅く帰って来るので
トメは自分一人の食事を一人で作って食べていた
私が「一緒に作って一緒に食べましょう」と誘っても生返事するだけで、加わってこなかった
今、自分がトメ世代になってみると
多分トメは寂しかったんだけど、私とどう接していいかわからなかったんだろう
だからって私の電話を私にくっついて聞いていていいということにはならないけど

私が出ていく日、荷物を積んだトラックが出発し、最後に玄関でトメに挨拶すると
トメはうなずいた後、初めて「何か飲む?」と文章で私に話しかけた
驚いて「はい!」と答えると、冷蔵庫から「不二家のネクター」の缶を一つ出してきて、私にくれた
今まで缶ネクターをこの家で見たことがない
私のために一つだけ買ってくれたんだろうか、それがなんでネクターなんだろうか
いろいろ言いたかったこと聞きたかったことが浮かんであわあわしている私に構わず
トメは「じゃあね…」と言って私に背中を向け、茶の間にぬるぬると消えていった
それから夫とは連絡を取ってないのでトメもどうなったかわからないが
新嫁(夫の不倫相手)とうまくやっていけたんだろうか

961: 名無しさん@おーぷん 20/11/17(火)00:31:58 ID:2Gj
>>958-960さんとほぼ同年代だわ。

私も離婚歴があるので当時2ちゃんがあったら
(あったのかも判らない。知っていたら?)
全然違った今があったかもとふと思うことがあるわ。

今はお幸せなのかしら。
こうして書けるという事は過去の事は吹っ切れていると思いたいな。

966: 名無しさん@おーぷん 20/11/17(火)11:12:40 ID:Pqm
>>960
薄気味悪かっただろうけど、壊れてしまった義母さん切ないなあ
夫は義母さんの実の子だろうに壊れた母と暮らしながら父が住んでる妾の家に年始挨拶に行ったり、自分も同じように不倫したりと、どんな気持ちでやってるんだろうか…謎生物過ぎる元夫

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