友人に頼まれ彼女の娘さんの七五三の撮影係になった。
その娘さんはまだ三歳なのでワンピースを着たけど、かなり上品な色で、私でも知ってるブランドのもの。
でも、七五三ではやっぱり着物の方が目立つようだった。
そのような中、外側が真っ黒で中が赤という着物を着ている子がいた。
その子供が友人の子(Aちゃんとします)に絡み出した。
7歳くらいの子が3歳相手に
「ワンピース可哀相」だの
「着物じゃなくて貧乏」だの色々言う。
さすがに小さくても女の子。
Aちゃんは悲しそうにしていたけど、それでもお母さんの前では明るく振る舞い、千歳飴をもらいはしゃいでいた。
その健気さに心動かされた私は…
黒着物の子がいる前で、友人に
「知ってる?赤と黒を子供で着こなせたら将来美人になるんだって。でも、たいていが下品にしか見えないからまずそんなことはしないんだよね。そんな着物着ている子なんているわけないって・・いたよ!」
と黒着物の子を見て大袈裟に驚くと、Aちゃんに
「衣服は着る人を選べない・・可哀相に。Aちゃんは服の神様が選んでくれたんだよ。これからAちゃんは何を着てもよく似合うよ」
と言ってあげました。
多分、というか結構暴言かもしれない。
でも、晴れの日に他人が着ているものにケチ付ける子には、これくらい言ってもいいよね。
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