勘助とは、バイト先の会社で知り合いました。
歓送迎会にも参加させてくれるフレンドリーな会社でした。
その歓送迎会の中で、たまたま上司から家族構成をで聞かれたので、私は場が重くならないかなと少し心配しながら「父が早くなくなった事」を話しました。
しかし、私の周りには母や兄、姉、祖父や祖母がいて賑やかに過ごせ、そのおかげか寂しい想いはあまりなく、暖かく過ごせていました。
勘助はその話しをどうやら聞いていたようで、そこから様子がおかしくなりました。
バイト先に携帯の番号、メアドを知らせていたのですが、そこにたまに連絡が来るようになりました。
内容は「あまり遅くならず早く寝る事!」「明日も頑張るんだぞ!」など
他愛もない物だったので、職場の人と雰囲気が悪くなるのを躊躇し
「ありがとうございます」
程度の返信をしていました。
またある時の事、大学の友達と飲んで少し帰りが遅くなる事がありました。
すると、実家に勘助から連絡があると言う事だったので、バイトのシフトの件かと思い折り返しをしました。
勘助は開口一番
「何時だと思っているんだ!」ととても怒っていて、私は???ハテナ状態。
ご用件は何かと尋ねると、
「こんな遅くまで出歩いたら危ない。仕事の事で連絡があったがもう良い。
少し遊びすぎじゃないか?」と言われました…
この人どうしちゃったんだろう。それにこんな事言われる筋合いはない。
と言葉が今にも出そうでしたが、その場は飲み込み、家族と友達に相談しつつ様子を見る事にしました。
その言葉振りから、勘助は私の父代わりを勝手にしている??としか思えず、可哀相な子とでも思っているんだろうかと、余計なお世話と無碍にも出来ずいました。
しかし、段々そうも言っていられない事になりました。
ある時、バイト先でキャビネットの高い位置から物を取ろうと、爪先立ちをしていた時です。
ふと気配を感じ後ろを見ると、勘助の満面の笑み。
「ほら、仕方がないな」と腰をつかまれそのまま上に上げられたのです。
物は取れましたが、それよりこの状況が耐えられず
「取れましたのでもう大丈夫です」と言うと
「ほら、高~い、高~い」と赤子を癒す動きを始め
「○○ちゃん、楽しいだろう?」「ぐるぐる~~」と一人浮かれて周りだし冗談でも笑えなくなってきたので、
「もういいです。下ろしてください。」「具合が悪いので」とその場を立ち去りました。
絶対、父親役をやろうとしている。本当勘弁・・・
それからお昼の時などは、おにぎりを作ってきて
「美味しいから食べるんだぞ」と言ってきたり、
「これから悩みがあったら言うように。いつも我慢ばかりするからな」と勝手に我慢していると決め付けられたり、段々耐え切れず
「彼氏がいるんですよ」と会話の中で嘘を織り交ぜつつ、これ以上接触がないように言うと
「またまた~。僕が一度会うよ。大丈夫か?そいつ。そんな事言って僕を心配させてやきもち焼かせなくても大丈夫なんだよ」とか、優しい顔で上から目線で、やっとこいつは本当におかしいと思い警戒。
(続く)長くてすみません。
474: おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2007/12/09(日) 05:10:57 ID:Ld1j5BhQ
>「ほら、仕方がないな」と腰をつかまれそのまま上に上げられたのです。
気持ちわりいいいいいいいいいいいい
その時点で悲鳴上げるぐらいだよこれ。よく冷静に対処できたね。
475: 469 投稿日:2007/12/09(日) 05:11:43 ID:/CgalWe9
(続く)
もう、勘助の一人相撲、父親役が耐え切れなり、(25歳で若いのに何故?と今でも疑問です)
そのバイトは辞める事にし、揉めてもと思い事情は上司には言わずその旨を伝え、そこから2ヵ月後に辞める話しがつきました。
話しを聞きつけた勘助は、
「辞めちゃうの?」と聞いてくる程度で、暫く何もなく落ち着いていました。
ですが、ある時又携帯に勘助から連絡。
近くの駅にいるとの事。おもいっきり警戒し断ったのですが、
「最後に聞いて欲しい事がある」と言う事だったので、遅く家族が心配するので30分だけ
と言う事でその場所に向かいました。お店につくと勘助は泣いていて
477: 469 投稿日:2007/12/09(日) 05:17:03 ID:/CgalWe9
「○○ちゃんがいなくなると寂しい。実は僕は妹を亡くしていて。
○○が妹に見えていたんだ。そして、会社の人には言っていないけど、実は僕は心臓病だと診断された。余命も少ない。それまで妹役をしてくれないか?」
と、言ってきたのです。
どこまでが本当で、嘘じゃなかったらどうしたら良いのだろうと戸惑っていると
「ごほごほっ」と咳をし始め「胸が苦しいとの事」
本当にどうしていいか困ってしまい、またうそ臭い気持も拭えず
「救急車呼びますか?」と言うと
「いや、良い。主治医に連絡してくる」と言い残して席を離れました。戻ってくると
「君も寂しかったんだろう?僕には分かるよ。同じだよ。
僕が兄となり父となる。厳しくしかるし、優しさもある。だから余命まで・・・」
「ちょっと考えさせてください。」
断る気満載でしたが、妹さんの事や病気が本当ならと思うと、どう切り出していいものか・・
退職日に近づいたある日、社員の人の健康診断の診断表を互いに見せ合いながら、がその話しで華が咲いていました。
私はドキドキしながらその話しを聞いていると上司が、
「勘助君メタボリックだなーまぁ健康な印だな。」
とか言うのを聞いてしまい・・・心臓病は・・・・
そくメールで「ごめんなさい」
妹さんの事は分かりませんが、あまりにもおかしい。
心臓の事も、何か恐ろしく聞けずそのままにしました。
それから何もありませんが、家族の事は話すのはやめようと、変なトラウマになってしまいました。
こんな深夜、聞いて頂きありがとうでした。大したは話しでなくすみません。
でも、なんかすっきりした~
478: おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2007/12/09(日) 05:23:22 ID:08AljWOS
乙!!
きもすぎるな、無事でよかったよ
486: おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2007/12/09(日) 06:38:03 ID:F0cxtFVX
( Д ) ゜ ゜
キキキキキキキキモーイ!!!!!!!!!!!
逃げ切り乙