夫と私は会社の同期で、交際ン年を経て社内結婚した。
夫は私と交際する前にYという5つ年上の先輩と交際していた。
破局の理由はYの束縛と嫉妬深さに耐えきれなかったことと、度々専業主婦になりたいと結婚を急ぐ発言をしているにもかかわらず、家事をしない&まったくできないことに夫の忍耐が詰んだ結果らしい。(結婚を前提に同棲した時に発覚)
破局した後もYは未練があったらしく、しばしば復縁を迫っていたが夫にその気はなく、その後他県に出向。
その出向先に半年前から私も出向していたことから交際スタート。
Yは夫に未練ありまくりで、出向中に届く電話とメールの嵐に耐えきれず携帯をかえた。
だれかから聞きだしたらしく、業端(業務端末)にまで連絡をしてきたのでYの直属の上司に言って辞めさせた経緯があった。
2年後私たちは本社に戻される前に婚約し、そのまま同棲していた。
Yのことも聞いていたし、戻ってからは難癖をつけられたが基本的に所属部署がそれぞれ違うし、会うのは出退勤とランチの時くらいだと適当にスルーしていたら……orz
私がいた部署はセキュリティーの関係で、フロアの人間は全員特殊キーを首からさげてる。
社長でさえパスをクリアしないと入れないっていう空間に、Yが包丁を持ってやってきた。
(私と同じフロアで仕事をしている女性社員のロッカーから盗んだと後から発覚)
Yは金切り声をあげて包丁を構えて私に突っこんできた。とっさに私はそのとき覗き込んでいた顕微鏡で防御した。(研究畑なので備品の多くは理科室にある物)
暴れまわっていたYはすぐに取り押さえられたけど
「私のお腹には子供がいるのよ!!」
って叫んだことでガードマンが驚いて手を離した隙に逃げた。
守衛室からモニターでYがどこに逃げたか確認しているときに…
一度会社にYの両親が謝罪にきたときにかなり引いた。
親父さんが手当てをした私たちに向かって
「余計なことを。死んでくれてたら少しは世間様に顔向けができたのに」
的なことを言ったのを今でも覚えてる。
お母さんが
「あなたのせいでうちの娘は……」
って言ったことより強烈だった。
このお母さんは夫にしばらく粘着した。
「あなたのせいでうちの娘は……」
って言いながらYとの結婚を迫ったり、毎日手紙で
「あなたに会えなくて娘はさみしそうです」
とか
「娘を見捨てないでください」
とか送ってきてて、夫的にはこっちが修羅場だった。
結局個人努力ではどうにもならなくて、弁護士さんに法的な手続きをとってもらいました。
昨年私たちは式をあげて、夫婦になりました。
もう関わらないだろうと思っていたYから
「そんなブスのどこが私よりいいのよ」
って書かれた手紙が届いた。
そりゃ、顔はそっちが上だろうけど、私しゃ家事くらいできますよ? 40にもなって玉子焼きもろくに作れないおばさんが、容姿衰えたら何が残るのさ。(結婚した時私たち夫婦は36。Yは+5歳)
対応は弁護士任せだけど、そう言ってやりたい心境です。
この母娘、そろって私のことを「略奪女」って呼んだんですけど、略奪した覚えはありません。
親父さんの発言が私もいまだに信じられなくてですね。
お父さん、お母さん、お嫁に出したいのなら家事くらい仕込んでおいてくださいよ。
もう40なんだしって言ってやりたいです。
「お腹に子供がいる!」は破局した直後からよく言っていたらしいです。
何でも、「アレがこないの」→妊娠の診断書もってきて「できちゃった、結婚してくれるでしょう」→偽造の診断書だった。
って流れがあったらしいです。
そのときはまだ交際中じゃなかったんで、聞いただけですが。
仕事柄夫は医療機関によく行くので、診断書が本物かどうかくらい見分けつくのですぐに偽造ってわかったらしいです。
それからも度々周囲に
「夫の子を妊娠したのに責任とってくれない」
とか
「中絶させられた」
とかあることないこと。
交際していたのは本当だし、件の出向は上司にほとぼりを覚ましてこいって追い出されたらしいですwww
何よりハラが立つのは、あのお高い顕微鏡を弁償しなかったコト。
研究畑の人間って自分が愛用している器具を我が子のように大事にする傾向があります。(防御に使った私も自己嫌悪に陥ったくらい。)
あの親父、
「壊したのはこの女だろう」
って言いました。
二度と関わりたくないですが、Yが何かしてくるようなら徹底的に応戦するつもりです。法的手段も含めて。