一時期非常に生活が苦しくて日雇い請負(グ○ドウ○ルみたいな奴)で糊口を凌いで来た時が有った。
そこで長期の現場が有るといわれて飛びついたんだが (あの手のバイトは毎日仕事があるとは限らない)そこのバイト使いが最悪だった。
特にバイトを直接使っていた社員N、コイツは暴言、暴力は当たり前の糞野郎だった。
まぁこっちも生活かかってるんでガマンをしてその期間を勤め上げた。
ちょうど派遣会社から仕事を貰えて、生活は劇的に良くなった。
そんなある日、派遣先の上司からちょっと言ってきてもらいたいところがあると言われ、会社名を聞くと日雇い時代さんざ人を虐めてくれたNのいるその会社!内容を聞くと、是非御社とお付き合いがしたい云々だったらしいが、会社としてはその気も無いし適当にあしらってきて欲しいとの事。
その時私の復讐心に火が入りました…
どうやって仕返ししてやろうかしらん♪と、考えながらNの会社到着。
みるとやはり日雇いバイトの連中が忙しく働いているのが見えました。
そして私がその会社の受付で名詞を出して用件を伝えようとしたとき
でした。突然襟首をぐいっっと引っ張られたのです。
見るとNでした。Nはそのスベスベマンジュウガニの甲羅のような顔を
突きつけて怒鳴ってきました(良くそうやってバイトをいびっていました)
『てめえ○○のバイトだよな?なにスーツなんか着てきてるんだよ!』
ここで足に蹴り入れられました
『てめえやる気あんのかよ!あっちに電話してやるからな!』
もうポカーンです。いろいろ考えてた復讐計画なんかすべて頭の中で真っ白
次に怒りの炎が吹き上げました。
すると、受付に、私が会う予定になっていた向こうの課長と次長が現れまし
た。(このときの私の肩書きは某三文字英語のコンピュータ会社のCEでした)
Nは1人状況が飲み込めてないようでした。
で、わざとらしくその場で課長と次長に名詞を渡しながら、
『御社では、来社した他者の社員に蹴りを入れたり暴言を吐く様教育されて
いるのですか?』と。
すると…
課長さんも次長さんもなんだか解らないという顔をしていましたがその場で
事情を説明。私は『このような扱いを受ける謂れは有りません。大変不愉快
ですのでこれで失礼させていただきます』と踵を返そうとしましたが、今度
は次長さんと課長さんが慌てて私を引き止め、応接室に通されました。
そこでまぁNに謝罪などさせましたが腹の虫が収まらなかったので私が以前
そこの会社でバイトをしていたこととNの所業について話をさせて頂きました。
『一応上司と相談しますが、Nさん?こんな人がいるようではね』
そういい捨ててその場は帰ってきました。
数日後上司がそれをネタにその会社との付き合いをきっぱり切ったそうです。
上司曰く『いいネタ提供してくれたね。ありがとう。断り易かった!』
と。
ただこの一件で思ったのは人間いつ如何なるところで立場が逆転するか
わからないなぁ という事です。まぁ自分も復讐しちゃってるからなんとも
いえませんけど、そういう事も考慮した上で人は扱わないといけませんよね