頭痛が激しくて昼頃に早退したんだけど、家に帰ると真っ暗。
一般的なファミリータイプのマンションなのでカーテンもドアも締め切ってりゃそれなりに暗いんだけど、
昼間だし玄関あけたらその光が差し込むだろうし何も見えないのはおかしくない?と思ったのをよく覚えてる。
手探りで電気のスイッチを探すが、狭い玄関なのに下駄箱にも壁にもぶつからない。
気づいたら玄関扉も荷物も何もなくなって途方に暮れて座り込んでそのうち寝てしまい、目が覚めたら病院だった。
話によると…
玄関が開く音がしたのに誰もリビングにはいってこないなぁと弟が廊下を確認すると、
色んなとこに体当たりしながら「ここどこ〜」とうめいている血まみれの私を発見、救急通報。
救急車待ってる間に呼んでいないはずの警察が到着し「おねえさん事故現場からいなくなっちゃったのよ」と。
私の中では昼に仕事を早退していたけど、実際は休日で家でゴロゴロして夜中にコンビニ行ってはねられてた。
頭から血流して左腕は明らかに折れてるのに運転手に「ちょっと調子悪くて」とニコニコ。
車に寝かせてくれたらしいんだけど各所に電話してる間に私はいなくなっていた。
警察到着後、血の跡をたどって発見という流れ。
もう何年も前の話で幸い頭に障害は残らなかったけど指は2本なくなった。
あの真っ暗な中に取り残された感覚はまだ覚えてて暗いところもダメになった。
ついでに運転手さんは運転自体が怖くなって弟はスプラッタ系の作品を見れなくなった。
みんなの心に衝撃というか傷がついたできごと。
(Visited 16,405 times, 1 visits today)