ちょっと暑かった日の夕方、電車で座席は全部埋まってる混み具合で、カップルが座ってた。
そこに鳶っぽいイカツイにーちゃんがやってきて、彼氏の方に
「悪いけど席変わってくんねー?」と。
うわ、絡まれてる可哀想、とは思ったけど、恐いから皆見て見ぬふり。
そうしたら…
彼女の方が席を譲って
「昼休憩入れました?じゅーじさんじ(?)にコーヒー以外の水分取りました? すみません、ちょっと○○(聞き取れなかった)見ますね」
と喋りながら、結構汗かいて汚れて見えたにーちゃんに普通に触る。
にーちゃんも吃驚してたけど、質問にだるそうに答えてた。
彼氏も
「気分悪かったら俺に寄りかかっててください」
と心配そう。
この辺りでにーちゃんが、DQNじゃなくて軽く熱中症気味なことに周りも気づいた。
彼女が飲みかけでごめんなさいと言ってOS-1取り出してにーちゃんに飲ませてた。
ちょっと休んで復活したのかにーちゃんが彼女に
「同業ですか?」と聞くと
「セコカン(施工管理技士のことらしいggった)なんです、この前うちの職人さんも熱中症やったので…」と答えてた。
自分とその三人が降りる駅一緒だったんだけど、彼女がにーちゃんに優しくお説教
「涼しくなってきた時期が危ないの分かってますよね?もー、駄目ですよ!」
にーちゃんも
「うっす…、監督さんも気を付けてください」と敬語になってた。
最後に彼女が
「休んでちょっとでも気分悪かったら必ず病院行ってください、ご安全に!」
にーちゃんも笑って
「すみませんマジ助かりました、ご安全に!」ってやりとりしてた。
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