X
    Categories: キチ

「私子がぬこ子ばっかり可愛がるから!」「この際猫抜きで付き合いたい!」

ついさっきかたついたので投下。
私子…社会人
ぬこ子…私子の愛猫
彼男…私子の彼氏 院生
ぬこ男…彼男の飼い猫

私子は大の猫好きでぬこは生まれてから私子が育て上げた最愛の猫。
私子は猫が好きすぎて猫同伴おkのカフェに鬼出してした。そこで話しかけてきたのが
彼男で、彼はかなりの猫好きで私子と好きなポイントが似てることから
すぐに交際に発展した。猫に関わるところにデートに行き、プレゼントも猫に
関係するものなど、まさに私子にとって理想の彼氏となった。

私子は交際相手に尽くしてしまうタイプで(多分猫を可愛がる意識と似ている)
彼男が私子家にきてべったりでも苦にならなかったしお母さん的役割をこなしてもてなしていた。
彼男はそんな環境を好んでいたようで毎日来るようになり、ぬこ男の世話をまとめて
するようになった。私子はぬこ男がかわいそうに思い、せめて寝るときは
帰ってぬこ男の世話をしてと頼んだ。すると彼男は
「私子は俺が邪魔なんだろう?」「ぬこ男はちゃんと生きてるし、メシだってやってきてる。
私子と一緒にいたいだけなのに。」とふて寝し始めた。
私子は大の猫好きな彼男が猫の世話を放棄するはずないし、私が仕事中の彼男の生活は
わからないのでぬこ男の世話はその時間で見ているんだな、と解釈してその場は
深く追求しなかった。

515: 512 2010/10/05(火) 23:50:32 ID:SuW00rxxO

しばらくその生活が続き、彼男もぬこ男の写真を見せてきたりして私子も安心していた。
しかし、暑い日が続いた8月。私子は熱中症症状にて仕事を早退して帰宅した。

部屋から音楽とエアコンの外気の音が聞こえる。恐る恐る鍵を空け中に入ると
中には彼男が…(合い鍵は渡していない)。キョドる彼男。
彼男は1ヶ月前くらいから合い鍵を勝手に作り、好きなときに私子の家に
きていたという。(電気代はまだ請求きてなくて見れなかった)
彼男の家にはエアコンがなく、暑さしのぎにきていた、と。

私子はそんなことより、猛暑の中残されたぬこ男のことが心配になった。
「ぬこ男はどうしてるの!!」
「……実は、死んじゃったんだよね。老衰だと思うんだけど~。寂しがると
思って言わなかったんだよね。一人で頑張って庭に埋めたんだ!」

519: 512 2010/10/05(火) 23:53:26 ID:SuW00rxxO

その瞬間私子は彼男を殴った。グーで。生まれて始めて拳の強さを知った気がする。
彼男は吹っ飛び窓に体当たりしていた。
更に私子は驚愕…パソコンの画面にぬこ子の写真、そして「里親募集」の文字。
「私子がぬこ子ばっかり可愛がるから!」「この際猫抜きで付き合いたい!」
「私子だってぬこ子がいたら俺と両天秤で大変だろ?」
と顔真っ赤でまくしたてる彼男に向かって一言
二度と顔みせんなと言って無理やり追い出しました。もちろん合い鍵は回収。

その後私子は2ヶ月休職するはめに。バカ男を殴った拳が剥離骨折していた。
その間、毎日くる彼男に精神もやられてしまい、心配した友人が警察に通報、
なんと彼男は痴漢の常習犯で特徴や言動からその場逮捕。
ストーカーなんちゃらにもひっかかって今は実家にいるそう。

そんなこんなで10月になりやっと落ち着きましたw私子はぬこと仲良く
暮らしています。無駄に長くてごめんなさい。

520: 恋人は名無しさん 2010/10/05(火) 23:55:22 ID:2o816xPe0

これは乙。
骨折お大事にね。
動物にひどいことするやつには天罰がくだるだよ

(Visited 1,867 times, 1 visits today)
taka:

This website uses cookies.