X

彼の実家へ挨拶に行ったら、そこのご近所さんが声を掛けてきた。「あなたこのおうちのこと知ってるの?」

御両親に紹介したいと言われ、初めて彼の実家へ行ったのが二年前。
優しいご両親に歓迎され、うまくいきそうとホっとした。

その後も連休などに何度かお邪魔し、結婚の話も出た。
今年のGWも一泊でお邪魔した。和気藹々とお話しし、さて帰ろうと車に荷物を積んでいると、私一人の時を見計らってご近所さんが声をかけてきた。
「あなたこのおうちのこと知ってるの?」
「は?」
彼氏が出てきたのでご近所さんはアタフタいなくなった。

その後、ご近所さんの言ったことが頭から離れなくて彼氏を問いつめた。

すると、彼の口から衝撃の事実が…

彼氏は白状した。
私が彼の母親だと思っていた人は、本当は彼の叔母だそうだ。
彼の父親の妹。
時系列としては、まず彼両親が結婚。
新居に彼父、彼母、祖母(彼父の実母)、叔母の4人で住む。
彼が4歳の時、祖母病で他界。
彼が8歳の時、母自害。
その後はずっと彼と、彼父と、叔母の三人暮らしだった。
「実質夫婦として暮らしているので、両親として紹介しても問題ないと思った」
「長い間これでうまくやっているし特に問題はない」
と彼。
ちなみに彼父と叔母は1つの寝室で眠っています。

彼含む全員のことが気持ち悪く感じられ、結婚を考え直している今が修羅場。
親に早く話さなきゃいけなくてそれも鬱。
ご近所さんが私にあんな言い方したってことは、近所の皆さんも思うところあるんだろう。
気持ち悪いと思う反面、でも叔母が一緒に住むくらい普通かも…
と揺れる時もあってまだ混乱してる。

その後…

破談になりました。
あの後、母に報告すると、母は
「ご近所さんからの忠告なのが気になる。
人間は生きていれば根も葉もないうわさを立てられることがあるが
まっとうに生きていれば徐々に消えて行くのが普通。
大声でニヤニヤ顔で忠告してくる人は信用できないが、
真顔でそっと耳打ちしてくるような人の言うことは一考する価値がある」
父も同意したので、縁談用の素行調査を頼むことになりました。

調査の結果、彼の叔母(彼の父親と一緒に住んでいて、彼の母同然の女性)は彼が学生の頃、
半年だけ、市内のアパートに一人で住んでいたことがあるそうです。
当時、近所の人が叔母を銀行で見かけ、
叔母はお腹が大きかったそうです。
でも半年後戻ってきた時、お腹は元に戻っていて赤ちゃんは抱いていなかったとのことです。
充分だと思ったのでそこで調査は打ち切ってもらい、破談にしました。
最初に書きこんだ時は迷っていましたが、破談にして良かったと今は思っています。

(Visited 26,133 times, 1 visits today)
taka:

This website uses cookies.