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夫が浮気をして離婚することに。すると、ウトにウワキされた過去を持つトメが…

夫の浮気が発覚、話し合いの結果、離婚する事にした。 

実はウトは若い頃に何度か浮気をしていて、トメは相当苦労したらしい。 
そんな夫婦でも絶対に息子(元夫)の味方に付く事は普段の言動から容易に想像されたので、旦那には
「これは夫婦の問題だから」
とウトメには話さないよう口止めしていた。 
(そんな事しなくても「よくできた息子チャン」で居たかった旦那はウトメには内緒にしていたケド) 
その為、ウトメが息子夫婦の顛末を知ったのは、話し合いも済んで、後は緑の紙を提出するだけとなった時だった。

このまま接触もしないで他人になれるかと思ったら、最後に凸された。 
数百キロ離れた所に住んでいるのに、区役所の前で待ち伏せされた(‘A`) 
目的は私の説得。

何を言われたのかというと… 

ウトは浮気性の男性の立場から 
「家庭をもって数年して、安定してくるとちょっと外で火遊びがしたくなる。
男ってのはそういう仕様もない生き物なんだ」
「悪いのは男だけど、嫁さんがどっしり構えていれば結局は家庭に戻ってくる」 

トメは亭主の浮気で苦労した妻の立場から 
「その時はもう嫌だ!て思っても騙し騙し夫婦を続けていく内に何とかなるもんよ」 
「色々あったけど、お父さん(=ウト)と結婚して、子供を無事に育てあげて、今は幸せよ」 
要は「早まるな」「浮気くらい大目に見なさい」という事らしい。 

何と言うかもう、怒りを通り越して
「だめだこの二人、早くなんとかしないと・・・」と
AAでも貼りたくなる程に呆れてしまったが、何とか反撃。 

「ウトさん、『男はそういうものだから仕方が無い』っておっしゃいますけど、
ご自分の体験から全ての男性を一括りにしないで下さい。
『浮気しても仕方が無い』なんてよくご自分の口から言えますね」 

「それからトメさん、『終わり良ければ全て良し』みたいな事を仰ってますが、
本当に全てうまくいったと思っているんですか?
ウトさんの浮気で苦労して、今度は息子が浮気して離婚される。
2代続けて浮気ですよ?失礼ですけれども、まともな家庭を築かれたとは私には思えません」

それでもめげずに同じ主張を繰り返るウトメに対して 

「あなた方ご夫婦がそういう考えでやってきてうまくいった。
だから私にも同じ様にしろと仰るんですか?」 
「(元)夫さん、話し合いをした時に言ってましたよ?
『一度位なんだから大目に見てもらえると思った。お袋はそうしていた』って。」 
「はっきり申し上げますと、あなた方や夫さんのように、
『男は浮気をするものだけど女が我慢すればナアナアになって丸く収まる』なんて、
恥じずに口に出せるような大人がまともな考えの主だとは思えません」 

「ですから私には、あなた方夫婦の在り方はちっとも羨ましいとは思えませんし、
そもそも私の人生は貴方達の人生を肯定する為にあるのではありません」 
と言ったところ、説得は無理だと分かったのか、ウトメ共に言葉に詰まった。 

そこで「(元)夫さんは浮気をしました。
ですから法に則って慰謝料を払ってもらって、(元)夫さん有責で離婚します。
これから離婚届を出してきますので」で、無事に提出。 

区役所から出てくるとまだ外に居たので、
「××さん、どうかお元気で」とわざと苗字で呼びかけたところ…
ウトメはひどくショックを受けたような顔をしていた。 

息子にバツが付いたショックなのか、私に他人行儀で呼ばれたショックなのか、
それともウトメが何十年も「臭いものに蓋」で押し込めてきた事の蓋を開けてしまったのかな? 
分かりませんが、言いたい事を言って、最後にスッキリしました。 
実際はこんなにスラスラとは言えず、途中何度も首を捻りながら、言葉を選んででしたがw 

余談ですが、(元)夫の浮気発覚の経緯は、プリンちゃんによる 
「夫さんは私と居る時が一番幸せなんです」 
「同じ夫さんを愛する者同士、夫さんの幸せの為にも貴女が身を引いてください」 
という、自爆ゲロによるものでした(‘A`) 
 

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