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新しい家に引っ越したら隣がモンスター認定されてる方だった → しかし、ある時から何も言って来なくなった → 実は…

ある分譲宅地を購入して家を建てた。
引越しを終えて一週間ぐらいした頃に、隣の奥さんから苦情があった。
2階の娘がベランダに干した布団が目障りだから中に入れてくれって。
ピンクの花柄のシーツを被せたまま干してたんだが、結構濃いピンクだったから目がチカチカするんだって。
それから数日後に、今度は掃除機の音がうるさいから窓を閉めてかけろと言ってきた。
「すぐに終わらせるので」
と言って大急ぎでかけたけど、かけ終わるまでずっと
「うるさーい!うるさーい!」
って怒鳴られた。

こりゃとんでもない土地を買っちまった・・・と悲しくなったものの、他の近所付き合いをしてるうちに、みなさんその奥さんとは何かしらトラブル(一方的にね)があったらしくて、仲間がいると思うと気持ちが楽になって、あまり気にならなくなった。

 

相変わらず掃除機をかける度に叫ばれたけど、イヤホンしてラジオを聴きながら知らん顔してた。
3ヶ月ぐらい経った頃に、掃除中に何となくイヤホンを外してみたら静かだった。
どうしたんだろうか?

こっちがスルーを決め込んでるからやっと諦めたなと心の中で勝利宣言。
その次に掃除機かけてる時も静かだった。
が、静かなはずだった。その奥さん、心筋梗塞で亡くなってた。
旦那さん、単身赴任中だって言ってたのも実は嘘で、離婚して一人暮らしだったみたい。
鬱陶しいお隣さんだと思ってたけど、たったひとりで
誰にも気付かれることもなく孤独に亡くなったのかと思うと
さすがにちょっと可哀想な気がして、他の奥さん方も
同じ気持ちだったようで町内会の有志で葬儀をだした。
大きな声じゃ言えないが、3ヶ月ぐらいで解放してくれて有難うという思いも実はある。
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taka:

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