お互いの実家に2泊づつ泊りにいって、やっと今日の昼間に帰宅した。
嫁はよっぽど疲れたらしく、家に帰るや風呂を沸かして入っていった。
いつもは風呂でも寝るときも離さない携帯を置いて。
たまたま電話が鳴って、嫁に持っていってやろうかと思って携帯を開いた。
電話は嫁の親友から。
もって行くまでに切れそうだったから、そのまま電話を取った。
「もしもし、Aちゃん?嫁、今風呂入ってるからちょっと待って。」
何の気なしに出た。
彼女にも何度か会ったことあったしな。
Aちゃんは学生時代からの友人で、嫁の大親友だ。
結婚するときも2次会の幹事をやってもらったし、お互いにほかの人には言えない話でも何でも相談する、って言ってた。
「あれ、、、え、旦那さん??」
いつもあっているときにはほがらかなAちゃんの声が微妙にこわばってた。
普段嫁の電話に出ることがないから、びっくりしたのかと、特に疑問には思わなかった。
「嫁、まだたぶん風呂長いけど変わろうか??」
そう聞くと、慌てたように
「お風呂出たらかけなおしてください。てか、あけましてうんぬん・・」
と電話を切られた。
いつもよりちょっと他人行儀な内容に首をかしげていると、嫁の仕事用かばんから、バイブの音がした。
仕事用の携帯だ!!
なんとなく、このタイミングは、、と思った。
会社の営業携帯だし。。。
きっとAちゃんなんじゃないかと思ったんだ。
件名はなし、
文面は。。。
ごめん。気になって電話したら、だんなちゃんが出たよ。
携帯、気をつけたほうがよいよ。後で電話して。
だった。
そのまま俺は嫁の携帯を手に取った。
嫁の受信メールにはここ数日、Aちゃんからのメールが何通も来ていた。
直近のメールには
「しょうがないよ、嫁ちゃん。
結婚してたって恋は落ちちゃったらしかたない!!」
だった。。。
血の気が引くってこういうことをいうのね。
本気で立ちくらみがした。
すげえ怖かったけど、嫁の送信メールを開いた。
嫁は休日に一回風呂に入ったらつかる(30分)→シャワー浴びる→つかる(30分)くらいは余裕。
まだ最初のシャワーもいってないから時間はたっぷりある。
嫁の送信メールには
件名 まじでやっかい
文面は
とりあえず一回やって楽になるならなりたい自分がいる。
えええええええええええええ
ちなみにその親友とは、気さくでさばさばしているすごい美人。
3人で飲んでいても、付き合ってた男の体があわなくて別れたとか、普通に笑い話にしてた。
なんていうか、嫁もAちゃんのすることなすことを肯定してる。
男関係とかであまりよろしくないことでも。
同じようにAちゃんも嫁を全肯定してて、完全に嫁寄り。
俺も正直意味がわからなかった。
ただ、さっきのAとのメールだから恋愛(俺以外との)だろうなってことはわかった。
過去のメールとAちゃんの履歴を開いていってようやくわかってきた。
嫁、
取引先の男のことが好きになったらしい。
メールの内容を総合すると、
嫁、昨年夏に懇意にしてる取引先から紹介され、男と知り合って、なんか難しい案件の仕事を男と共同作業でがんばって、見事契約にこぎつけたそうだ。
苦労した相手だから、お疲れ会の打ち上げを12月にやって、この仕事が終わっても。。みたいにくどかれたそうだ。
メールつぎあわせてるだけだから、よくわからんが、年明けあったらまじでやばい気がするし、こんな悶々としてるのもきつい。
いっそ一発遣ったら楽になるんだろうか。
みたいなやりとりだった。
正直、
「まだやってないんだ」
とほっとしたのと、とりあえず抱かれたらすっきりするんじゃないかみたいな嫁の意見にどんびきした。
嫁は1日5回は俺に好きだという、と決めているらしく、付き合っている期間も含めるとここ5年間は365日すきすき言われ続けてきた。
まさかそんな出会いがあって盛り上がってるなんて思ってもみなかった。
これからAちゃんに連絡しようと思う。
こんな嫁いらねえよ、って言いたいんだけど、年末に嫁がうちの親に、仕事を変えようかと思うって相談してたんだ。
Aちゃんへのメールにも、3年間がんばってきたのに、ちょっと女扱いされて浮かれてるのが情けねえ。って書いてあったし、話をしてみようと思うんだ。
結局、昨日はAちゃんに電話したけどつながらず、メールなんて送ったら嫁に転送されてえらいことになりそうだったからそのままにした。
んで、嫁にストレートに行くことにした。
まあ、ストレートに嫁に突撃するのが正しい道だよね。
Aちゃんに電話したのは、相談よりは怒りと
頼むから無責任に嫁を肯定しないでくれ。って感じだった。
メール、結局嫁に転送させて改めて見たんだけど、
嫁が男を好きになったことを書く→しょうがないよ、女だもん
嫁。俺のことを大事にしたいと書く
→だんなちゃんは今までの彼氏の中で一番やさしい人だと思う。すごく素敵な人だよ。だけど、そういう男の人ほど、男に見れないんだよね。
みたいな感じで無責任にあおってたから。
嫁にはとりあえず今日のことをストレートに言った。
「Aちゃんから電話が来て、なんかおかしかった。直後に嫁の会社の携帯にメール着たから、正月なのにおかしいと
思ってみたよ。」
嫁はそれだけでなんか感じるものがあったみたいで、何も言わずに俺の前に座った。
無表情にこっちを探るみたいだったのが他人みたいに見えた。
「携帯見せて」
といったけど嫁は黙ったまま。
こっちもだいぶ神経が高ぶってて、なんかもう怒鳴りだしそうになってた。
「何?見せれないの?見せてっていってんの。さっさと出せよ」
みたいになんかもう言葉が上滑りしてどんどん勝手に出てきた。
嫁は黙ったまま自分の携帯を探してた。
そこにあるでしょ。ってさしたら、こっちをにらんで
「もう見たんでしょ」
って言ってきた。
そのとおりだけどすごく腹が立った。
結局携帯を嫁に持ってこさせてメールを読み上げた。
嫁は黙って聞いていた。
ただ、自分が別れたいのか別れたくないのか、何がしたいのかなんて考えて行動してなかった。
ただ、嫁を傷つけたかった。
ただ、合間合間に出てくる嫁の俺について書いてるコメントは、俺を貶めるものはなかった。
Aちゃんが良い人ほど男に見れない。ってメールにも
だんながどうこうよりこれはわたしのほうの問題だって書いていた。
3年間がんばってきたのに。っていうのは
毎日5回は好きだというとか、沈黙が続いたらハグをするとか。
朝自分が先に出るときには寝てる俺にありがとうといってから布団を出るとか。
なんか俺も知らなかった嫁なりのルールを作ってたことも書いてた。
好きな男との話を書きながら、時にはのろけながら、日によってはAちゃんに俺とのことも書いていて、読んでいくうちにどうしていいかわからなくなった。
嫁はずっと黙ってるから、結局こっちから聞いた
「どうしたいの。何、そいつといつあうの。で、何する気なの」
正月早々なんでこんな思いしなきゃなんないんだよ。
とか、腹立ちをそのままぶつけた。
嫁の目は水っぽくなってたけど、泣かなかった。
「ごめん」
とだけいってうつむいてしまった。
「何が、何について謝ってんの」
俺はなんとか嫁に言わせたかった。
自分が一発やれば楽になるかもとか、男と寝ようかと思ってたことを俺の前で言ってみろって感じになってた。
弁明してみせろよ。
黙ってるのは卑怯だろう。
嫁はこっちを見ていった。
「あなたがいるのに、他の男とやろうとしたこと」
ドストレートだった。
正直言葉がストレートすぎて、え、、、。みたいな感じになった。
嫁はそのままこっちに聞いてきた
「私はあなたと別れたくない。こっちがいえる立場じゃないけど。私と別れたいですか」
正直、自分でもわからないから困る。
最初に戻っちゃうんだけど、俺は嫁とどうしたいのかなんて何も考えられてなかった。
別れるか、別れないか。そんなこと即断できない。
別れたくないならやりなおせばいい?でも、今後いくら嫁が好きといってもきっと俺は信じられないと思う。
そんな無理した状態で結婚生活を続けるくらいなら別れたほうが良いんじゃないか。とか、でも、やっぱり嫁がこの3年間自分を大事にしてくれたことも知ってる。
嫁がしてくれたことと、嫁が今回やったことを天秤にかけてみて、天秤にかける話でもないきがして頭がぐるぐるした。
結局昨日、嫁との話し合いは何にも進展せずに終わりました。
こんなグダグダな結論で申し訳ないです。
嫁とは今週末にもう一度話す予定です。
今日から嫁は実家に帰ってます。
そして俺は一人酒を飲んでこのスレをまた開きました。
嫁からもらったものやPCにはいってる嫁との写真を見て、泣いたり吐いたりしていました。
嫁がどうだったか、知りたい人も多いと思うんだけど、昨日の嫁は俺が知ってる嫁ではないみたいでした。
嫁はいつも外とかお客さんには冷静で強気なタイプだけど、俺の前ではグダグダに甘えていました。
アホみたいなこともいっぱいしてました。
けど、昨日は俺との間にすごい壁があって、正直、勝負を挑まれてるような感じがした。
嫁を実家に帰したのは、お互いに冷静に考える時間がほしかったんで。
こっちもどうしたいか結論が出ていない中で、嫁は謝るだけで話が先に進まなくなってしまった。
嫁には2つだけ約束させた。
Aちゃんには絶対連絡を取らないこと。
そして、謝るだけじゃなくて自分の考えていること、なんでこんなことになったのか、これからどうしたいのか。
を話し合いの場で伝えてほしいとだけお願いした。
その後…
Aちゃんと連絡を取るかとらないかなんて、俺には確かめようがない。
それに、Aちゃんからもきっと連絡はくるだろう。
だけど、とらないでほしいし、約束してほしい。
そういったら嫁は
「約束します」
と真剣な顔をしていった。
嫁からは木曜の夜に一通だけメールが来た。
どうしても仕事が終わらなくて、このままじゃ実家への終電が間に合わない。
今日は会社近くのビジネスホテルに泊まろうと思うが良いか。
了解、とだけ返すと後からいかにもビジネスホテル、って感じのシングル部屋の写真が添付されてきた。
嫁なりの潔白をあらわすための行為だったんだろうけど、これから嫁と暮らしていくってことは、こういう行動にも目を光らせていくってことなのかと思うと、逆にへこんだ。
嫁がいない間、出会ってからのことを考えていた。
誰かが書いていたみたいに嫁は俺のことがもう好きじゃなくて、ただ、そう思い込まないと結婚生活がやっていけないからあんなに自分ルールを作っていたんだろうか、とか、嫁を大事にしていたつもりだったけど、俺はずっと嫁の行動に応えてるばっかりで、確かに嫁はそれがしんどくなってきたのかもしれないとか、ぐるぐる考えていた。
嫁の両親は別れてはいないものの、かなり仲がよろしくない。
誰かが言っていたけどまさに冷めた同居人のような関係らしい。
俺たち夫婦が行くと歓迎をしてくれるものの、常に俺たちを介して会話をする感じで、正直2人のときに
どうやって会話が成立するんだろうって思う。
嫁は結婚の挨拶を俺の親にしたときに、父親が母親のことをのろけたのを見て、すごくうらやましがっていた。
こんな夫婦になりたいんです。といって親父を喜ばせていた。
嫁が描いた理想の夫婦になるために嫁は頑張ってたのだろうと思う。
3日間一人でいるときに思ったことは、つくづく嫁とは2人で1つになっちゃってんだなってこと。
すぐそばに当たり前にあった抱きしめる体とか手をつなぐ先とかがなくなって、好きだ好きだ言ってくる相手がいなくて、現実的に生きていけないんじゃないかと思った。
俺は料理が好きでよく作るんだけどこの3日は何にも作る気がしなかった。
嫁を許す、許さないの結論は、話し合う前から、もうこの3日間で出てた。
俺が、やっぱり嫁とやり直したい。
ただ、問題は山積みだ。
嫁が本当に俺のことが好きじゃなくなっているなら、たぶん嫁がどんなに自分ルールを作ったって意味がないだろう。
嫁がいくら理想の夫婦を演じようとしたところで、そんな結婚生活に意味なんてないと思う。
二つ目は相手の男のこと。
嫁の会社にどうこう言う気は無いが、少なくとも男が二度と近づかないように手を打つ必要はある。
三つ目はAちゃんのこと。
あの煽りがなけりゃこんなことにならなかったんじゃないかと思うと、俺の中ではAちゃんへの腹立ちが収まらないし、できれば二度とかかわってほしくはなかった。
さて、嫁とは土曜日に家で会った。
この3日間でこっちの気持ちは固まっていたけど、正直話がどう転がるかはわからなかった。
さっき書いたみたいに そもそも嫁の気持ちが俺に無いのであれば、やり直すことはダメだろうと思っていたし。
もしかしたら、これが何か神様がくれたチャンスで、嫁が他の男を好きになった理由が俺にあるのであれば、きちんと話を聞きたいと思った。
嫁は綺麗に化粧をしていた。
ちょっと会わなかっただけで隣の綺麗なお姉さんみたいに見えた。
ただ、鼻がかぴかぴになってむけてた。
お茶を飲む習慣もない俺たちはあっという間に手持ち無沙汰な感じになった。
「外泊するって、よっぽど仕事忙しかったの?」
「・・・年始から急にお客さんが発注したいって連絡きてね。」
みたいにぎこちない会話を繰り広げる。
嫁は一生懸命笑顔を浮かべようとしてたけど、明らかに引きつってた。
「話をしたいんだけど、その前に幾つか知りたいことがある」
嫁は真剣な顔をしてうなずいた。
「あの、男のことをちゃんと教えて」
今日話しあいたいのはこいつのことじゃなかったけど、嫁の口からこの男のことだけは聞いておきたかった。
嫁の話はAちゃんとのメールのやりとりから察したものと大筋は一緒だった。
既婚者の嫁に手を出してくるくらいだから相手も結婚しているんじゃないかと気になっていたが、男は独身とのことだった。
年齢は30代で、ITコンサルの会社を経営しているらしい。
自分が思っていたよりスペックが高くてへこんだ。
「女扱いされて嬉しかったのもある。自分でも馬鹿だと思う。ただ、自分がきつい時に一緒に頑張ってくれたことが嬉しかった。」
嫁はやっぱり俺の前では泣かなかった。
どこまで話していいのか迷ってる感じはちょっとした。
「嫁のことがすきだって言ったの?その男。既婚者だって知っててくどいてきたの?」
スペックにへこんだ俺は少し語気を荒げた。
嫁いわく、好きだとは言われたが本気ではないと思う。
二人で飲むと礼儀のように女をくどくタイプだ。
あくまで私が浮かれただけ。
私が馬鹿だった、と。
でも話をよくよく聞いたら その仕事の打ち合わせだなんだと称してしょっちゅう嫁を呼び出すし、飲みに誘われたのも 一度だけじゃないらしい。
嫁が男をかばっている風なのに腹が立ってきた。
「俺のこと、好きってずっと言ってくれてたのはなんだったわけ?」
「浮かれてる間も毎日すきすきいってくれてたんだよね。これから、嫁がすきっていっても信じられないよ。何で、恋愛相談をAちゃんにしながら俺にすきとか言えるの?」
結局責めてしまった。
嫁は歯を食いしばって泣くのをこらえてた。
ふだんちょっとしたことで感動して泣くくせに、とにかくふーふー言ってしばらく無言。
しゃべりだそうとしてまたこらえて、の繰り返し。
「あなたのことが好きだから結婚したし、ずっと好きでいたかった。結婚しても、あなたのお父さんみたいに私のことを30年先にものろけてくれるような、そんな夫婦でいたかった。だから好かれたくていろいろやってきたんです。」
ああ、過去形だ…と思った。
「あの人のことが気になり始めたときに、厄介なことになったと思った。自分でぶち壊すことになるんじゃないかって思った。だから、仕事やめて関係を切り捨てるか、1回やって収まりつけられたらいいって思った。」
嫁は秋口から冗談めかして転職か、いったん会社を辞めて子作りしたい、という話を口にしていた。
今の仕事は残業も多いし、将来的に子供がほしいなら卵子がまだ若い今のうちに作ったほうが良いと思う。
ただ、俺は正直、嫁さんの今の会社での評価や給料のよさを思うと、そこまで極端に走らんでいいんじゃないの。と思ってた。
「一回やって」はひどいけど、ただ嫁が冗談めかした言葉の裏にはこういう事情があったんだな、とは思った。
俺は嫁と会う前に決めてたことがある。
どういう最悪の答えが返ってきても、俺の気持ちはちゃんと言おう。
結果が別れることになっても、俺はたぶん嫁の思いに応えるだけじゃなく、自分が嫁に対して思ってることを伝えたいと思った。
「本当は今日、嫁が俺のことをどう思ってるのか聞きたいと思ってたんだけど。それより前にまず俺が伝えなきゃいけないと思って。」
「俺は別れたくないです。」
で、そこまで言った瞬間に俺の涙腺が決壊してしまった。
とりあえず嫁より先に泣いてしまったことにびっくりしたんだけど、嫁を見たら、あんなに涙をこらえてた嫁が 泣き出した。
なんていうか、しくしくとかじゃなく、あーーーー!!!
泣き方だった。
「3年間嫁の方から好きだといってくれてたことに甘えてたのかもしれない。」
「俺から嫁にできることがもっとあったかもしれない。」
「どうにか一緒に生きていけないか」
そんなことを訴えていた。
最初の予定ではもっときりっといくはずだった。
嫁は何度もえづいてて、ちょっとかわいそうになるくらいな泣き方をしていた。
言い訳をしないとか、泣いたら卑怯になる、とかいろいろ考えて溜め込んでたんだろうな。と思った。
解決しなくちゃいけない、はっきりさせなくちゃいけない問題はあるけど、この嫁の態度みてたらいけるんじゃないかと感じられた。
嫁が落ち着くのを待って、もう一回聴いた。
「これからどうしたいのか。」
嫁は、
「俺君が許してくれるなら、もう一度やり直させてほしい」
と言った。
素直に嬉しかった。
いや、本当に嬉しかった。
でも、いろいろと現実的に解決していかなきゃいけない。
まずコンサル男。
「コンサル男とは直接話をさせてほしい。」
といったら、嫁は案外あっさりうなずいた。
予測はしていたみたいだ。
コンサル男の連絡先を聞いて、電話。
しかし留守電。
嫁の携帯からかけようかと思ったけど、折り返しがそっちにいくのが嫌だったので週明けに相手の会社に
連絡をすることにした。
実家に帰らせたのがまずかった&母親が来た件なんだけど、
こっちが多少ややこしい。
簡単に言うと、嫁は実家に帰ったときに母親に 何で帰ってきたのか問い詰められたそうです。
→嫁が理由を言わず自分が原因でケンカした と告げる
→母親が「あなたは父親と似て愛情が薄いから」「飽きっぽいから」結婚生活がうまくいかないと思っていた。
俺君に捨てられたら拾ってくれる男なんていない。
あなたが悪い。
俺君に謝まれ。
みたいなやりとりがあったらしく、だいぶ自分不信になって今日の話し合いの場に来たらしい。
嫁の両親がうまくいってないのは、どうやら父親側の不倫問題があったようです。
嫁が話し合いの最中に、
「私もこうやって大事な人を裏切ってぶち壊すんだ。俺君の親みたいにはなれない」
とかいうので、少し落ち着いてから聴いたら、そういうことでした。
義母は嫁に義父を投影しているのか。
少し厄介な話でした。
翌日義母が来たのは話し合いに行った嫁が
帰ってこない。電話にも出ないことを心配してでした。
ただ、義母の嫁への接し方や意見が嫁を不安定にさせてるのかな。
と思います。
今回嫁と話していて、嫁は結婚を持続させることに対して、何か強迫観念みたいなものがあるように思った。
自分にはできないことだから頑張らなくちゃいけない。みたいな。
もっとゆっくりでいこう。
ゆっくり夫婦になろう。みたいなことを いっぱい話しました。
嫁が戻ってきたのでこれからまた一緒に暮らします。
距離を置くのがいいのか、悪いのか。
俺にとっては失えないと思えた貴重な3日でした。
最後に、蛇足ですが…
Aからは昨日俺に電話が来ました。
あの深夜の電話は何か。※嫁のケータイ見た晩のやつ。
嫁に電話がつながらないが、今一緒にいるか。
嫁はまるきり事情を伝えず電話を取らなかったので、事情がわからない。
Aは深夜に俺から電話が入るしで、自分のメールで何がおきてしまったのか、心配でしゃーなかったみたい。
とりあえずメールを見たこと、嫁といろいろあったこと、全部伝えました。
腹が立ったこともあって
「今回のこと、相談受けてただけじゃないだろ。明らか煽ってたよね。それで俺らが別れたら責任取れるの?」
「独身で遊びたい、っていうのに嫁を巻き込まないで」
と伝えた。
で、嫁から連絡するまで一切連絡してこないでほしい、と。
嫁とAを切り分けるのは難しいかもしれないと思ってる。
今はその条件を嫁も飲むかもしれないけど、まあ状況しだいになるだろうなと思う。
嫁を監視するような形になるのは望ましくないけど、信頼がいったんリセットされたのはお互いわかっているので まあ、目は光らせておくつもり。