私の仕事は早くて終電、終わらなければタクシーで深夜帰宅が普通だった。
その日も3時になりタクシー帰宅だったが車内で寝てしまい、気づくと車は家の近くで道に迷っていた。
歩けばすぐだし、住宅街で一方通行と狭い道が多いので遠回りが嫌で2~3分歩いて帰ることにした。
この日は同棲している彼が実家に帰省していて、久しぶりに一人の夜だった。
自営業なので夜型生活になり、普段はチャイムを鳴らして彼にドアを開けてもらうのがお決まりだった。
アパートについて階段をあがり2階へ。階段はコの字になっていて下からは死角。
家に着くが、ドアの前でなかなか鍵が見つからない。
手はごそごそ鞄を漁りながらふと気配を感じて右の踊り場を見ると、なぜかゆっくり黒い影が動いている…。
どうやら黒いキャップ帽子のつば?がゆっくり動いて見えました。
つい「えっ…!?」と私が口に出すとすごい足音でドタドタドタドン、バタバタバタ… と
走って行く足音が聞こえました…
怖くってすぐに家に入り、しばらく電気の消えた部屋で座り込んでしまいました。
あのままスムーズに鍵が見つかり、ドアを開けていたら押し入られたりしていたかもと思うと恐怖で震えました。
その後彼に相談し、すぐにオートロック付きの家を探して引っ越しました。
今でもコンクリートの階段を見るとゆっくりキャップが横に傾いてくる様子が頭に浮かびます。
目が見える前にこちらの声で逃げ出したので目が合わなくて本当に良かったです。
家が近いからと深夜歩くのもやめました。お化けよりも人間が怖いと痛感しました。
これが私に取っては最大の修羅場です。
914: 名無しさん@HOME 2013/09/09(月) 22:18:44.64 O
>>902
今でも怖い。今でもフッと映像が浮かび上がる
その気持ちよくわかる
私も高校2年の時に、すれ違いざま前から歩いて来た大学生の男に
いきなり胸を鷲掴みにされて、一瞬声が出て来なかった経験がある
その後相手の男は逮捕されたけど、事件から15年近く経った今でも
夜男性とすれ違いそうになる時は、心臓バクバク手や背中にじんわり嫌な汗が出てくる
もちろんすれ違う事が怖いので、歩いている道路を反対側に変えてしまうもの
怖い思いは、された側にとってかなり長くトラウマになるものだよ