2024/06/08
その瞬間にさっきまでヘラヘラしてたホスト達がフリーズ。周りの野次馬達のほとんどがサーッと引き上げてその場から立ち去って行った。
車から出てきた色黒の黒いスーツ姿で恰幅の良いおじさんは、どう見てもその筋の人です本当にありが(
おじさんは叔父貴と呼んだお爺ちゃんの傍に駆け寄って「何があったんですか!?」と焦っていた。
それでもお爺ちゃんは物腰の低いまま、ゆったりと先程の事を話し出した。
「いやぁ僕がね、この方達に「粗相」をしてしまってご迷惑をお掛けしてしまったんですよ。こちらが謝っても大変ご立腹でね、どう詫びればいいかと思ってね」
おじさんは電柱の近くで転げ落ちてる杖と青ざめたホスト達を見比べて何かを察したように頷いた。
「うちの叔父貴がエラい迷惑かけたみたいやな。ちょっと話聞きたいから車乗ってもらおか」
とホストに詰め寄った。
「え、いや迷惑とかそんな・・・「ええから乗ってや」
「違うんです・・・!ボクら「違わんから乗れや」