2024/06/08
話は、俺の後輩2人ができちゃった事から始まる。
2人とも大学を卒業したてなんだが、妊娠が発覚して、そのまま結婚って流れになった。
で、それぞれの両親に挨拶をすませて、結婚の段取りはトントン拍子で進み、披露宴は子供が生まれて、しばらく経って落ち着いてから上げるということになった。
先に、婚姻届を役所に提出することになった。
で、婚姻届の証人なんだけど、それに俺がなることになった。2人がくっつくきっかけを作ったのが俺だったから。
もう片方の証人は、新郎の父親がなってくれて、俺は名前をかいて、印鑑を押すだけだった。
で、俺は印鑑をおして、2人が役所にそれを届けるという話だけきいて、しばらく2人とは連絡はとらなかった。
1週間ぐらいたってから、知り合いの後輩から電話がきた。
「2人が結婚できなかったらしいが、事情を知らないか」と。
俺は知らんかったので、新郎の方にすぐに電話してみた。
そうすると、「めんどくさい事になっている」と言ってきた。
「電話だとアレだし、他の誰にも聞かれたくないので、車の中で話しできませんか」と言ってきた。
俺はその日の夜に新郎に会うことにした。