2024/06/08
うちは色々事情があって実家で一人暮らし、彼女も実家だけど家族と一緒、そのせいかちょくちょく遊びに来る。
一応一人暮らしとは言っても実家は実家、弟や両親の部屋には入ってはいけない
というルールがあり彼女もそれだけは守っていた。
必然的に一階の居間やリビングか二階のうちの部屋でイチャイチャする事になっている
ある日(一昨日だけど)何時ものように映画を見ながらまったりとしていると彼女が急に変な質問をぶつけてきた
彼女「ねえねえ、もしも私と16(うちのこと)、どっちかしか助からないならどっちを助ける?」
意味が全く分からない上にお前言って欲しい答えが顔に滲み出てるんだよ、という心の声を抑えつつ
うち「そんなの彼女に決まってるだろ?ぷにぷに(頬をつつく」というアホな会話を開始
以下そんな感じの聞いてるだけで殺したくなる会話が続くので割愛、そして16の切欠となった彼女の一言
彼女「初恋って何時ごろ?」
うち「小3だねー、当時近所に住んでた中学生のお姉さんが好きだったよ」
彼女「えー、私じゃないのー?」
うち「無茶言うなよ、初めて会ったの二年前だろw(バイト先)」
彼女「その人どんな感じだった?」
うち「小さい頃だし顔とかは良く覚えてないかな。なんか綺麗って抽象的な思い出はあるけど、後その人に貰ったペンダントがあるよ」
彼女「ペンダント?」
うち「そう、俺が公園のゴミ掃除だかボランティアをしたら一番働いたからって理由でくれた手作りのやつ」
彼女「ふーん」
42: 16-2 投稿日:2009/09/22(火) 00:57:19 ID:Oyyg6cgY0
ペンダントに関する会話はこれで終わり、そして夕方になり小腹も減ったしグラントリノ観たかったので買い物とツタヤへうちだけGO
帰宅して揚げ餃子を作る準備をしようと台所へ行くと妙な笑顔で近付いてくる彼女
うち「どしたの?」
彼女「えへへ(ホントにこう言ってた)あのね、さっき言ってたペンダントあるでしょ、あれ見つけちゃった」
うち「ああ・・・よく見つけたね、一応隠しておいたつもりだったんだけど(自室の自分で勝手に宝物入れと呼んでいるタンスの中)」
彼女「すごいでしょー、頑張ったんだよ!」
何が凄いのかよく分からないがこの顔は褒めて欲しい時の顔だと知っているので
うち「すごいねー(超棒読み)、餃子食べるよね?」
彼女「うん、食べるー」と言ってテレビの前のソファーに戻る彼女、料理を作りながらふと疑問に思ったので聞いてみた。
うち「で、ペンダント何処にあるの?あれ十五年ぐらい前のだし壊れやすいからあんまりいじらないで欲しいんだけど」
彼女「何言ってるの、捨てたよ」
うち「・・・は?」
彼女「だってもういらないでしょ、私がいるんだから(はぁと」
うち「いやいやいや、あれ大事なものなんだけど、何処に捨てたの?ゴミ箱?」
彼女「ないしょ~♪」
ここで半切れになるうち
うち「内緒じゃねぇよ、何処だって聞いてんだけど」
彼女「怒ってるの?」
うち「怒ってないから何処に捨てたか教えてくんない?探してくるから」
彼女「いいじゃんー、私がいるんだからー」
ここら辺でらちが明かないと察したのとキレてたのも一緒になってうちが一言
うち「だからあれは思い出の品なんだよ!捨てたとか捨てるとか以前に今すぐ探して来いやボケ!」
この一言で泣き出す彼女、そしてひたすら泣きながらごめんなさいを連呼
貴方の為にやったとかあれがあるとお互いが先に進めないとかなんとか・・・もう宇宙とかどうでもいい・・・
近くのゴミ捨て場に投げたと言ってたので探しに行くも見つからず、結局次の朝も探したけど無理だった