2024/06/08
394: 16-3 投稿日:2009/09/25(金) 02:44:48 ID:fKSKjeOn0
俺「でさ、さっきも言ったけど俺もちょっと興奮してるし時間置いて冷静になろうよ、な?」
彼女「それって会わないって事でしょ?今度ウルヴァリン観ようって言ってくれたじゃん」
泣きながらウルヴァリンとか言ってる彼女に噴出しそうになるのを堪える俺、ここ一番頑張った。
俺「うん」
彼女「だからそれはイヤなの!!」
はい、もう終わり、これ以上話し合っても平行線なので逃げる事にしました。
俺「分かった分かった・・・ちょっとトイレ行って来るから待ってて・・・」
彼女にバレないように会計を済ませデニーズから華麗に去る俺、これでもう終わったかと思った、甘かった。
睡魔が襲ってきたので今日はこの辺ですいません、次回『両親、襲来』編です。
396: 恋人は名無しさん 投稿日:2009/09/25(金) 02:48:04 ID:TNSgUVPrO
とりあえずお疲れさま。さくさくしてていいな。ここ数日大変だったみたいだな。ゆっくり休め。おやすみ。
487: 16-1 投稿日:2009/09/25(金) 23:30:16 ID:fKSKjeOn0
昨日の続き。今回は予め俺のスペックを書いておいた方が分かりやすいので簡単に説明すると。
23歳、学生、アマチュアで4年ほどボクシング経験有り、今もロードワークやジムに通っている。
というわけで『両親、襲来』編お楽しみ下さい。
これで何もかも終わる、とホッとして帰宅し夕食を作っているとピンポンダッシュならぬピンポン連打
まあユキ(彼女)だろうなとある程度の予想はしてたのでさほど驚きはしませんでしたが
ドアを開けたら知らないオッサンが仁王立ちしてる、開口一番に俺の顔を見るなり「お前が○○か!!」とお怒りのご様子
俺ポカーン、お前誰だよと突っ込みたかったけど人間本気で驚くと固まるのね、本当に硬直してた
で、よく見ると後ろの方にうつむきながらチラチラとこちらを見てる彼女の姿、ああ、はい、お父様ですね、分かります。
俺「はぁ、そうですけど何か」この時点で結構冷静になってる。
彼女の父親(以下父)「ちょっと話があるから上がらせて貰う」
俺「いやいやいや、今何時か分かってます?」
父「何時だ!!」知らねーのかよ。時計見たら十二時ちょい。
俺「十二時みたいですね、お帰り下さい」
ここで父発狂、したら面白かったけどなんか無理やり家に入られて『お話』する事に。
この時点で家宅侵入罪なのでどう転んでも俺の勝ちだな計算どおり、とほくそ笑んでる俺バカ。
488: 16-3 投稿日:2009/09/25(金) 23:31:19 ID:fKSKjeOn0
でまー、こっからは案の定父のお説教タイムですよ、娘を傷物にだのなんだの
デニーズに置き去りにした話から始まって娘は本気だったとかなんとか、確かに置き去りは悪かった気がする。
グダグダと話を聞いていたら何時の間にか深夜三時、お前仕事ねーのかよと思ったけど世間はシルヴァーウィークでした。
俺「ですから、お気持ちは分かりますがこれはあくまでユキと私の問題ですから・・・」
父「娘を気安く呼び捨てにするんじゃない!」
俺「すいません、でもユキさんだってもう大人ですしこういった話は当人同士で終えるのが普通かと」
父「うむ、それはその通りだ」俺ポカーン、じゃあ来んなよボケ。
俺「彼女から話は聞いてると思いますけど、とにかく距離を置きたいんですよ」
彼女「それはイヤなの!」ここで初めて喋る彼女、お前はもう黙ってろ。
父「しかしケジメというモノがある、それはお前も分かるな?」分かるけどお前って呼ぶな。
俺「ええ、分かります」
父「なら良い、外で出ろ」
俺「・・・外?」
父「ここじゃ迷惑だろ、外に出て一発殴らせろ、そしたら俺はもう口出ししない」
俺「ああ、はいはい、そう言うことですか・・・いいですよ別に」
この時物凄いニヤついてたと思う。彼女は多分ジムの事は父に話してなかったんだろう。
で、父と二人で外に出る。でもその前に玄関で尋ねる。
俺「すいません、お父さんグローブ何オンスがいいですか?」
父「なんだグローブって」
俺「いや、素手で殴られるのはちょっと痛いんで・・・傷害罪にもなりますよ」
父「それでも男か!!根性がないやつだな!!」
俺「根性と言いますか、顔に傷が残るのはちょっと、一応接客業なので(バイト)」
父「なら腹にしてやる」俺ガッツポーズ、顔はともかく素人の腹なら余裕です。
俺「はい!ありがとうございます!」