2024/06/08
長い黒髪を乱して貞子ばりに顔を隠し
白いワンピースに着替えて、はだしでね。
DQNは背中を向けていたので私が玄関を開けたことには気づいていない。
そしてDQNが体の向きを変え、視界の隅に私が入り…
腰が引けながら、ビクビクビクっと震えながらDQNが発した一言。
「うっひゃぅおぅぉ…!!」
へいへいへい、ビビってるー。
管理の行き届いていないボロアパートなもので
通路の電灯が切れかけていたのも都合がよかった。
満足感に満たされながら、人差指を口に当てて静かにしろとやったら
「す、すみません」と謝ってくれました。
その後、私が引っ越すまでの6年間、深夜に物音をたてたことは一度もないのは
そんなに悪い人じゃなかったからですよね。きっと。