2024/06/08
少し待たされて、しばらくしてから園長室へ通されることに。
そこには、怒った表情の園長さんが待ち構えていました。
園長が言うには、泥ママは
自分がホールにトートバックを置いていたら、姪ちゃんがそれを欲しがった。
でも、これは自分のだからと言って返してもらったが、そうしたらいきなり私が追いかけてきて、
トートバックを譲ってくれと言って来た。断ったら私が自転車をひっくり返してきた。
と主張しているとのこと。
「あなた、何てひどいことをするの!」
と、こちらの話も聞かず、園長に怒鳴られてしまいました。
なんとかこちらの荷物が盗まれたことを言うも、園長は聞き耳持たず。泥ママに会わせてほしいと言っても、
「泥さんはとてもおびえている。おびえて当然のことをあなたはしたのよ」
と言われてしまいました。ただ、近くにいた少し年配の保母さんが、
「せめて問題の荷物を確認したらどうですか」
と助け舟を出してくださったので、結局は泥ママを呼んで皆で荷物の確認をすることに。
あらかじめ私は荷物の中身を言っておいたのですが、驚いたことに、泥ママが出してきたトートバック中には、
見知らぬタオルやら靴下やらがごちゃっと入っており、私の荷物は一つとして入っていませんでした。
ただ、紙袋は幸いにもそのまま。ちなみに、中には菓子折りが数点入っていました。
「ほら、全然違うじゃない」
と勝ち誇る園長と泥ママ。ただ、釈然としない表情の保母さんが
「一応、泥ママさんの荷物の中身も見た方が」
と言ったとたん、園長が
「あなた、泥さんを疑うの!?」
と、責めるより信じられない、と言うような口ぶりで言いました。