おはなしカフェ

社長「ご両親にお会いしたいんだけど」私「へ?私何かしましたか?」社長「最初から嫁になるために入社してきたんだろ?」

time 2022/08/13

社長「ご両親にお会いしたいんだけど」私「へ?私何かしましたか?」社長「最初から嫁になるために入社してきたんだろ?」

私「入社式ですか?今年はそんなに新人取るんです?」
・・・今思えば相当な天然だったと思う。
で、噛み砕いて勘助社長が説明したのが以下のこと
()内は私の心の叫びです
最初から自分の嫁になるために入社してきたんだろ(いやデザイナー志望です)
今まで散々私のために飲み会を開いたし(他の子と一緒でしたが)、
側に座ってお酌も話もしてくれたじゃないか(社長なんだからお酌くらいします)
ときどき一緒に買い物にも行ったし(はい、お得意先へのご贈答品を)
ウエディングドレスを見ていいなと言ってた(デザイン的に、昔テキスタイルも志望してたし)
あれが君からのプロポーズと思って(思うなww)、色々用意してきたよ。
404: 2/2 投稿日:2008/08/03(日) 22:40:25 ID:tFxJc+E4
もちろん私にそんな気は全然ないし、勘助も好みと180度違うタイプだったんで丁重にお断り。
その後、送ると言われてタクシーへ。
降りようとしたら抱きしめられかけて、タクの運ちゃんが
「お姉さん、つきましたよ」と止めたのが交番の前で助かった。
翌日、何を勘違いしたのか同僚♂の一人がいきなりクビに。
理由は他者に会社の情報を流したからだったが、そんな事実は無い。
同僚も血気盛んなオバカさんだったんで、社長を殴って結局辞めた。
なんだったんだ?と思ってたら、今度は私が呼び出され辞めた同僚の後を追うんなら、今日中に辞表を出せと言われたよ。
その同僚、実は彼女が私の友人。
よく仕事帰りに一緒に飲み行ったが勘助どうやらそれを勘違いしたらしい。
基準局にねじ込んだが、勘助の会社自体が小さな会社で数年後には跡形も無くなるだろうほど業績が悪いことと、次の就職に裁判沙汰が不利になると助言を受けてやむなく即日辞表を出した。
本心はほっとした。
それから2年後、勘助の会社は本当に跡形もなくなった。
ここから後日談。
実は現在、私は小さいが広告デザインの会社を興している。
そこへ先日、求人情報を頼って営業マン志望のある男性から履歴書が送られてきた。
年齢40代後半のあの勘助だった。
書類審査を通して面接しようか。それともこのまま捨ててやろうか現在絶賛葛藤中www

(Visited 6,661 times, 1 visits today)

down

コメントする




シェアする

  • 人気記事

  • 最近の投稿

  •