2024/06/08
「は?でもお客さんの勘違いなんで」
「お客さんの勘違いでもあなたのミスでも、会社は一度出荷した物は絶対受け取らないよ」
「じゃあどうすればいいんですか」
「自分で払って。どうしても嫌なら始末書書いてもらうけど、ボーナスの査定が下がるから
一割くらいボーナス削られるよ?」
「始末書って、営業さんが発注ミスしたときに書くアレですか?何で私が?」
「だって会社に損失出したでしょ?嫌だったら払って」
「」
…結局千円ちょいだったが、自腹を切った。
少額とはいえまだ学生気分も抜け切らない頃の理不尽な出費だったので、とにかくショックだった。
ショールームに戻って先輩社員に話すと、「あー…」と言葉を濁してニヤニヤ。
この時になってアフターメンテナンス担当が新入社員になる理由と、
自分がブラックに入社した事実に気づいた。情弱だった自分が憎い。
つづきます
427: おさかなくわえた名無しさん 2013/12/23(月) 07:48:48 ID:5rNQ+vVQ
つづきです
腹が立ったので、二度と無いように注文依頼書にサイン欄を設け、
以降お客さんには発注時必ずサインをもらうことにした。
事務員も時々発注ミスしたり発注自体忘れたりしてて、その度に私がお客さんに怒られたので、
事務員に本社宛の発注書のコピーと納期に関する文書を提出してもらうことにし、管理を徹底した。
てか私がくる前にこの位のては打っておいて欲しかった。
しかし私がいくら一生懸命対応しても、実際に納品や修理をする本社は対応は遅いわ修理は適当だわ
土日祝日盆正月は受け付けないわ(ショールームは無休なので依頼だけは来る)の殿様商売で、
お客さんの直接の苦情を受けて平謝りするにはいつも窓口の私。他の社員は見て見ぬ振り。
絶対に辞めてやると思いつつ世間は就職氷河期。グズグズしてるうちに一年経ってしまった。
すると件のジジイがまたやって来た。
去年「こんなもん頼んでない」と言い放ったバーナーを持って。
新しいのを返品し(私に買い取らせて)古いのを使い続けてたんだから当然ボロボロ。
今年こそ買い替えるのか。だったら買い取ったの捨てずにとっといて今回のに出せば良かったなー
(使い道もないので捨ててしまってた)と思いながら応対したら、ジジイいきなり怒り出す。いわく
「去年買い替えたばっかりなのにもうダメになった。不良品だから交換しろ」
……ブチっとキレた。
まだつづきます