おはなしカフェ

近所に住んでるおばあちゃんがこちら側に渡ってくるのが見えた。

time 2022/11/17

近所に住んでるおばあちゃんがこちら側に渡ってくるのが見えた。

私自身、事故の瞬間が目に焼き付いてまだショックを引きずっていたけど
妹はもっとショックだったみたいで一言も口を利かずごはんも喉を通らない状態。

両親も心配してたけど、当時はPTSDなんて言葉もなかった時代だったし
精神科には大きな偏見もあった時代だったから病院に連れて行くという選択肢もなかった。

ところが夜中に妹が手が付けられないぐらいワンワン泣き出して
みんなオロオロしていたら、突然衝撃的なことを言いだした。

妹はおばあちゃんを撥ねた原付を運転していた人を見ていたんだ。
犯人は近所の奥さんで、そこの子供と妹は仲良しだった。

事件の少し前に「ママが買った原付」を見せてもらったらしくて
その原付の「らったった」という名称が面白くて覚えていたらしい。
原付がおばあちゃんを撥ねて行った瞬間に「あ、おばちゃんだ!」って分かったらしいんだ。
その頃はメット着用義務はなくて、ほとんどの人がかぶってなかったし。
でもその後、救急車やお巡りさんがきて大騒ぎになって、
見たままを証言したら、友達のママがケーサツに連れていかれてしまう!と思って言えなかったみたい。
それを聞いた両親もその日はずいぶん悩んだと後に聞いた。

もちろん直ぐ警察に届けるべきなんだけど、同じ町内で被害者と加害者が出たわけで
しかも昔から付き合いのある家庭同士だし。

259: おさかなくわえた名無しさん 2013/12/01(日) 09:48:22 ID:GEfPtbk4

当り前のことなんだけど、結局通報した。

後から思えば、通報してもしなくても当時は女性が
原付に乗るのはまだまだ珍しかったし
日本の警察がごく近所に住んでいるひき逃げ犯を逃がすとは思えないんだけど、
まぁ市民の義務だしね。

それから割とすぐに加害者宅は空き家になって売りに出されたと記憶していたけど
ずいぶん経ってから(結婚してから)思い出話としてその話題が上ったときに母に聞いたら
そこの旦那がなかなかのDQNで
「年寄りなんてどうせ家族も死ぬのを待ってるんだし早めにくたばってくれた上に
保険金までおりて万々歳なんだから感謝されてもいいぐらいなのに
なに通報しやがってんだワレ」とか乗り込まれたこともあったらしい。

(Visited 6,284 times, 1 visits today)

down

コメントする




シェアする

  • 人気記事

  • 最近の投稿

  •