2024/06/08
3日が過ぎた頃、帰宅途中の夕方、最寄駅の改札で、
いきなり勢いよく腕をぐいっと掴まれた。
振り向くと背の高い女がすごい形相で私を見ていて、
「ほ~ら、やっぱりね!あの人と待ち合わせでしょ!!」と言った。
声を聞くまで3日前の電話のことはすっかり忘れていたんだけど
一瞬であの女だ!と思い至り、
「だからー、この前言ったでしょ。私は彼氏がいるんだってば!!
なにがやっぱりなの?大体なんでアンタ私のこと知ってんの!?
気 持 ち 悪 い よ!離して!」と腕を振り払った。
それと同時くらいに「あっ!!お前なにやってるんだよ!!」と男の声がして
「いい加減にしろって言っただろ!彼女は関係ないんだよ!」とその女を突き飛ばした。
863: その3 2006/08/30(水) 00:34:30
”彼女は関係ない”??って私のこと?この男は誰??と
パニックになってると、女が倒れたままものすごい声でわんわん泣き出した。
周りにもかなり人が集まってしまい、交番から警察まで来た。
男が警察に事情(?)を話しているのを聞いたら
どうやらその男女はカップルらしく、私のことは女の勘違いで
痴話ゲンカの巻き沿いになっただけで、なんの関係もないと言ってくれてた。
警官が女を起こそうとしたのでふと見たら、足元に血が着いてる・・・。
どうやら出血してるらしく、即救急車。
男は女と病院に行き、私は何も知らないということで家に帰された。
しかし一体何が起こったのか、なぜあのカップルは私を知っているのか、
うちの電話番号はどこで仕入れたのかなど、謎ばかり。
でもわざわざ警察に聞きに行くのもなんだし、
それどころかカップルのどちらの名前も住所も知らないし
関わらないほうが懸命な気がしたので忘れようと思った。
866: その4 2006/08/30(水) 00:43:34
1週間後。
私宛に電話がかかってきて、名前は初めて聞いたけど、どうやらあの男らしかった。
「あの時はすみませんでした」と・・・。
どういうことなのか聞いてみると、