おはなしカフェ

忘れ物を取りに彼の家へ戻ると、中から電話の声が聞こえた。 「うん、うん、さっき仕事終わったよ。今から・・・うん。」

time 2022/12/03

忘れ物を取りに彼の家へ戻ると、中から電話の声が聞こえた。 「うん、うん、さっき仕事終わったよ。今から・・・うん。」

私「さっきまでは私と一緒にいたよね。ダーリン(はあと」←勿論今までこんな呼び方をしたことはない
彼氏「いや、いや、ご、ゴメン。」
私「何がゴメンなの?誰にゴメンなの?私が友人なの?いつから友人になったんだろう!?」
女「酷いよ!私のこと好きって言ったじゃないっ!!(ぐしゃぐしゃ)」
彼氏「あ、うん。それは・・・ゴメンッ」
私「ゴメンじゃない!」
女「私と付き合ってるんじゃなかったの?だから、今日っ!!・・・何でこんなことになってるのよ!」
このとき女は彼氏に掴みかかった。
彼氏「いや、オイちょっと待て」
女は色々叫びながら、すごい剣幕で彼氏を平手打ちした。その後も何度も殴った。

なんか蚊帳の外状態になってしまった私は、彼氏の実家に電話してみた。
しばらくして眠そうな声で、お母様が出た。(彼とは結婚の約束もしており、私はご両親と面識があった)

私は「夜分遅くに大変申し訳ありません」と言ったのち、今の状況を詳しくお話した。
途中で彼氏が気づき、「オイヤメロ」とか言っていたが、
掴みかかる女への対応で、私の電話は静止できなかった。

お母様は「すみません」と何度も繰り返し、泣いていた。私も泣いていた。
そして、彼氏のご両親揃ってこれからここに車で来てもらうことになった。

586: 4/4 2008/08/25(月) 17:16:43 ID:7wfO/0xw0

私が「なんか、(彼氏)のご両親、今からこちらにくるみたいよ?」と言うと、
女もおとなしくなった。 彼氏も静止していた。 そして沈黙が続いた。

そのうち彼氏が「取りあえず服を着よう」と言い、二人は着替え始めた。
私は(このままご両親を迎えれば面白いのに・・・)とか思ったが、
どうやら女は何も知らなかったようだしかわいそうなので着替えさせてやった。

そしてご両親到着。

お母様「(私)さん、本当にご迷惑おかけしました。なんと申し上げたらよいのやら・・・」
私 「私も大変残念なのですが、こういう現場を目撃してしまい、今頭が混乱しています。
取りあえず、(彼氏)さんとの婚約は、白紙に戻させてください。」
お母様「はい・・・。私さんが、お嫁さんに来てくれるのを、私達はとても楽しみにしていたんですがっ。
仕方がありません。本当に、家のバカ息子がすみませんでした。」
お父様「本当にすみませんでした。ほら、お前も謝れ」(彼氏の頭を持って、無理矢理お辞儀させる)
彼氏 「(小さな声で)ごめんなさい・・・」
お父様「ちゃんと謝れ!!」(彼氏の頭を床に叩きつける)
彼氏 「すみませんでした。」
お父様「この方(女)にもだ!」
彼氏 「すみませんでしたっ。」
この間、全員大泣き。

彼氏は女と、2ヶ月前から付き合っていて、今日初めてのお泊りだったらしい。
結局、ご両親とは婚約は白紙に戻すこと、慰謝料として彼氏から200万貰うことで話がまとまった。

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