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年月とともに、明暗は少しずつひっくり返っていた

time 2023/01/14

年月とともに、明暗は少しずつひっくり返っていた

17: 可愛い奥様 2013/05/15(水) 20:52:41.72 ID:NXuf+Ocf0
数年前、同級生の集まりに呼ばれもしないのに来たAは
「子供が出来なかったら、今でも幸せだったのに。今嫁のせいだ」と愚痴っていた。
当然、その場にいた人たちからいっせいに集中砲火あびてた。
人のせいにするな、お前が子供を作ったんだろうが!
因果応報だハゲ!
オノレのしたことがオノレに返って来ただけじゃろうが!等々。
Aはボロ泣きしていた。

AとA母が子供に拘ったのには、家を守らなければという焦りもあったようだ。
離婚の少し前には、親戚の子供を養子にする話も進んでいたが
その矢先に現妻に迫られて浮気、妊娠、やっぱり自分の血を継いだ子供がいいとなったらしい。
その跡継ぎのはずの子供のせいで、先祖から受け継がれてきた土地は売り払われ、
屋敷ももうすぐ更地になる。
先日、A家の前を通りがかり、今はすっかり荒れ果ててる庭を見ながら
もしAが別の選択をしたら、今でもここは美しく、笑い声に満ちていたのかな、とか感慨にふけってしまった。

ちなみに元妻さんは、だいぶ時間がかかったけど何とか元気を取り戻し
10年ほど前に再婚した。ボランティアにも復帰してくれて、
よくご主人やご主人のお母さんと一緒に活動している。
ご主人とも、義母さんともすごく仲が良くて、幸せいっぱいという感じだ。

以上。

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