2024/06/08
このまま我慢すれば無事に帰してもらえるのか、とも思ったけど、
言いなりになるのは絶対嫌だった。
無我夢中で彼氏を押しのけ、車の外へ出て、全力疾走で逃げた。
息を切らして山道を下っていると、後ろから彼氏の車が。
追い抜きざまに、「勝手にしろや!死ね、ブサイク!」と怒鳴られた。
悔しいし怖いし、もう何がなんだかわからなくて、
ぼろぼろ泣きながら、夜の山道を走って下った。
466: 457 2009/11/30(月) 00:28:25 ID:bUrARBGfO
家からふらっと出てきたままの格好だから、
部屋着にスッピン、コンタクトも入れてないから周りも見えない。
足元はつっかけサンダルが脱げて裸足、お財布も携帯も持ってない。おまけに大雨。
ぐしょぐしょになりながら、喉から血の味がするほど走り続けて、やっとコンビニに辿りついた。
裸足で全身ビショ濡れ、涙鼻水ボロボロの私に店員さんびっくり。
警察を呼ぼうとする店員さんを引き留め、電話を借りて泣きながら家に電話をかけた。
事情を説明しようとするも、ここがどこかわからないから、場所の説明が上手くできない。
気が動転してるし、しゃくり上げてるしで、話も伝わらない。
店員さんが電話を代わってくれて、とにかく来てくれ、と場所の説明をしてくれた。
両親が揃って車で迎えに来てくれて、なんとか家に辿りついた。
このあたりの記憶と時間の感覚はかなり曖昧。
ただ怖かったことしか頭に残ってない。
でも、コンビニの事務所で、椅子がわりのビールケースに座って飲んだお茶が温かくて、
すごくほっとしたことだけは覚えてる。
468: 457 2009/11/30(月) 00:31:56 ID:bUrARBGfO
家について携帯を見ると、彼氏から着信の嵐。
留守録には「どうかしてた、許してくれ」
揚げ句の果てには、「せめて友達でいたい」だと。
こんな男と一年も付き合っていたのか、と情けなかった。
その後、激怒した父親が、彼氏実家に殴り込み。
警察を通して話をつけないと気が済まない、という父親。
泣きながら平謝りの彼両親。
彼両親とは私も面識があったから、
良識のある優しい人達だということも知っていたし、私も可愛がってもらってた。
彼氏のことは心底許せなかったし、死ねばいいとも思ってたけど、
そんなご両親を見るのが忍びなくて、警察はいい、と父親を説得した。
気の済まない父親が彼氏を殴って玄関の床に叩きつけ、一件落着(?)。
額割れてたけど、その程度で済んだことを有り難く思うべき。
以上、たいしたことなくてすみません。
でも、未だに忘れられない修羅場でした。