2024/06/08
翌日。
私が行くより早くB君が私の家に来た。
私が前日帰宅した後も相当やられたようで、顔が痛々しかった。(自業自得だけど)。
「A子はいま僕が何を言っても聞いてくれないから」と伝言を頼みに来たのだ。
「アレは本当にただの浮気で、ちょっと刺激がほしかっただけなんだ」
「相手に言い寄られてはずみでしてしまった」
「もう二度としない。ゆるしてくれ」
いろいろ言い訳やクサイ台詞(僕が愛しているのはお前だけ云々)を言い残し、
B君は我が家を後にした。
その日のうちに約束どおりA子を訪ねた。
日が暮れる頃まで延々と悩みやら愚痴やらを話すA子。
普段はこういう話を嫌がる子だから相当ストレスが溜まっていたんだと思う。
そろそろB君が帰ってくる時間だねと話していたが、一向に帰る気配がない。
気まずいからかな?なんて言っていると家の電話鳴った。
電話に出たA子の顔色が変わる。
B君の浮気相手からだった。
(つづく
439: 424 2001/08/19(日) 11:51
(つづき。
一方的にまくしたてられた後電話を切られ、私たちの間に謎の気まずい雰囲気が流れた。
浮気相手のC嬢はどうやらB君に別れを告げられたらしい。
しかし彼のことを本気で好きらしく、別れに納得できない、会ってくれという内容だったようだ。
A「会ってケリつけたいが1対1であったら彼女を殺すかも」
真実味が非常にある言葉に引いた。
A子は普段は温厚だが、相手が男でも女でもケンカの態度は変えないし
殴るときは平手ではなくグーだ。(雰囲気わかります?)
夫婦喧嘩で包丁持ち出すことは知らなかったが、相手が旦那の浮気相手なら容赦しないだろう。
どうしてこんなことに私は巻き込まれてるんだろう?
修羅場に無関係な私が同席していいものか?
一応聞いてみたがA子は構わないというし、結局修羅場本番についていくことになってしまった。
週末、C嬢がA子宅にやってきた。
B君は同席させたくないとのことで、その場にいたのは妻A子、浮気相手C嬢、部外者の私(ワラ
部屋の温度が2~3度下がったような緊張した場面だった。
(もうすこしつづく。
442: 恋人は名無しさん 2001/08/19(日) 11:58
>>439
>部屋の温度が2~3度下がったような緊張した場面だった。
うまい引っ張り方!ドキドキしてきた―――!