おはなしカフェ

ある日彼男のアパートで、一人で引越し前の荷造りをしてた時にインターフォンが…

time 2023/02/07

ある日彼男のアパートで、一人で引越し前の荷造りをしてた時にインターフォンが…

「S子!俺だ!ここから出てきてくれ。馬鹿な事考えるなよ、なっ?」
「S夫!?何よ何で呼んだのよおおおお!!やめてえええええいやああああああ!!!!」
「落ち着け、な?家に帰ろう?S子?」
「いやああもうおしまいよおおおおお!!!」
「俺が悪かったんだ、仕事仕事で(懇々と1時間近く、悪かったよ怒ってないよと以下略」
何とかかんとか出てきたS子。

S夫は私たちに土下座、「一度ならず2度までも」と謝罪。
S子はこちらと目を合わせようともしなかったが、家を出る直前
「ちょっとだけ彼と話させて」と言って先に外に出たS夫を締め出し、
「彼男君…私…あなたと会えたこと後悔してない…
ありがとう…幸せな思い出をくれて…ありがとう…
私たち…これでもう二度と会えないのかな…彼男君…それでもいいかな…」
私も彼も(‘A`)(‘A`)……

770: 3 2007/10/01(月) 20:25:10 ID:Ipmjd0Zi0

確かに昔は綺麗だったんだろうなぁと言う顔立ちではあるものの、
今のS子は身長165センチ程、体重推定80オーバー……

生活に疲れたような顔な上にさっきまで大泣き大暴れで顔パンパン。
服は伸びたトレーナーと、スラムの黒人の様なサイズのジーパン。
そんなおばさんがお目目ウルウルってやたら詩的な言葉。
「俺はこいつと結婚して幸せになりたいんです」と彼が言ったら
「そう…じゃあ本当に…さよなら…なのね…
お幸せに…彼男…私本当に愛してた……」

S子たちが帰った後、やっと彼男が私にちゃんとした事情を説明してくれた。

私と付き合う前、新入社員だった22歳の彼が、
同僚で当時31歳のS子に色々仕事を教えてもらう内に憧れる様になり、
そして彼男から告白して付き合う事になった。

付き合ってから一ヶ月頃、S子の婚約者S夫が登場。つまり二股。
修羅場の真っ最中、S子はS夫に「彼男にそそのかされて魔が差した」と泣いて謝り、
彼男は上司やら同僚やらに来てもらって釈明。

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