2024/06/08
元カノと彼女は元々は友人で、今の彼女と知り合ったのも元カノがきっかけ。
一瞬驚いた俺と彼女だったが、我に返って
彼女「あんたこそこんな所で何してんの?」
元カノ「こっちが聞いてるの!なんで一緒に居るの!?ねぇ?」
彼女「付き合ってるからだけど?それがどうしたの?」
元カノ「ありえないんだけどw人の彼氏と付き合うとか信じられない」
彼女「もう彼氏じゃないでしょ?ほっといてくれる?」
元カノ「なんなのその言い方。ふざけないでよ!」
とまぁこんな感じで女同士のやりとりが続いてたんだが、
俺はその隙に漏れそうだと嘘をついてトイレに行き、ある所に電話。
帰ってきたら、まだギャアギャア騒いでる元カノと、それを完全に無視してる彼女、
それといつの間にか元カノの横に立っている知らない男がオロオロしてた。
戻った俺にも元カノはつっかかってきて、別れろとか、ふざけるなとか喚いてたが
旅館の迷惑になるし、そっちも連れがいるんだから明日チェックアウトしてから
話そうとなだめてとりあえず部屋に帰らせた。
111: 恋人は名無しさん 2009/01/22(木) 16:46:46 ID:FeSYh28x0
次の日、朝食の時もこっちを睨んでいる元カノと何故か同じように睨む連れの男。
朝食後、チェックアウトして、旅館のロビーをお借りして、話し合い。
元カノのツレとはこの時初めて互いに自己紹介したんだが、
予想した通り、元カノの彼氏だった。話し始めた早々、彼氏君が
「ひどいじゃないか、信じられないくらいに最低だあんたは。」
とか訳分からない事を言うので、一応何の事か聞いてみた。
「昨日の夕食後、聞いたんだけど」と前置きして彼氏君が言うには、
俺と元カノは昔付き合っていた。その当時借金があった俺に元カノは誠心誠意尽くしたが、
俺は元カノに手を上げるわ、浮気はするわ。
あげくの果てには、元カノの両親にまで金を借り、
催促されても元カノ両親に罵声を浴びせては金を返さず、そのまま失踪。
結局元カノ両親は借金が膨らみ母が病死、父はその後自ら命を絶った。
との事で、俺は間接的に元カノ両親を殺した悪人なんだそうだ。
途中で、彼女が噴出しそうになりながら必死に笑いを耐えてたくらい素晴らしい創作話で、
事実だったのは、俺と元カノは昔付き合っていた事だけ。
面白いので、その場はそのまま彼氏君が信じたままでも良かったんだけど、
言われのない事で非難されるのも癪だったので真実を話す事に。