やり直そうなんて都合のいいことは言わない。ただ時々、君の膝に甘えさせてほしい だけなんだ…

やあ久しぶり。元気かい？元気なわけないか。僕も元気じゃない。
「後悔役立たず」って言うけど本当だな。
君を手放してしまうなんて、本当に僕は馬鹿だ。
僕はね、騙されていたんだよ。○○（浮気相手の名前）は子育てばかり優先して、
僕のことはちっとも大事じゃないみたいだ。地獄だよ。毎日化粧もせず、髪を
振り乱した○○に「働け」と罵られるんだ。
やり直そうなんて都合のいいことは言わない。ただ時々、君の膝に甘えさせてほしい
だけなんだ。

父は私のふりをして返信し、翌日元彼を実家に招待した。メールを見せると元彼は
顔面蒼白で、「いや、違うんです。間違えて･･･」とか言っていた。
父は何故か台所から小麦粉を持ってきて袋を開けると、頭から元彼にかけ、さらに
瓶入りの醤油を注いだ。そして、「今後娘に少しでも接触するようなことがあったら
許さない。もしそんな素振りがあったら末代まで祟ってやる。俺がいつも見ている
ことを忘れるな。」と怒鳴り、慌てて出て行く元彼に、「･･･子供のために働けよ」と
言った。

･･･ということかあったと、この前初めて母から聞いた。
物静かな父がそんな風に怒ったのは、後にも先にもその1度きりらいいｓ。
私はというと、3年前に職場の上司だった人と結婚した。
あの時はまだ気持ちが不安定だったから、もし私がメールを読んだら、
馬鹿だけどズルズル関係を持ってしまったかもしれない。
そんなことにならなくて本当に良かった。
父ちゃん、防波堤になってくれてありがとう。それから私、お母さんになるんだよ。
今6週目だって。今度の日曜日、旦那さんと報告に行くよ。