2024/06/08
なんとか気持ちを引き立てようと、授業の帰りに、私はAをサークルの部室に誘いました。
サークルの人たちは、みな彼女の事を心配してる人ばかりだったので
普通に病気になる前と同じように楽しく話をしました。
久しぶりに彼女の明るい顔を見られてうれしかったです。
ところが、彼女がさあ帰ろうかと、私と二人で部屋から出て、廊下を歩いていると
隣の部屋のサークルの男が前から歩いて来ました。
彼は学校でカッコイイと人気があって、モテるし感じも良さそうと(学内では)割と有名な人でした。
745: おさかなくわえた名無しさん 03/08/12 02:55 ID:jmCgN1jO
彼は彼女の顔を見るなり、カッコイイといわれている顔をしかめて
「うわああ・・・キモ。鏡みろよ・・・」と呟いて通り過ぎました。
一瞬何が起きたかわからなかった私がわれに返り「何言ってんのよー!」って追いかけようとすると、
彼女は私の腕をつかんで「いいよ、いいよ」と笑いました。でもすぐに涙がぽろぽろ流れました。
彼女を置き去りにして男を追いかけることも出来ず、そのまま彼女を家まで送りました。
それからしばらくして、彼女の病気も随分良くなって、顔もちょっと腫れは残るものの
普通に学校に来るようになりました。いつものように学食でサークルの子数名と
食事をしている所に突然その”カッコイイ男”がやってきました。Aがうつむきました。
彼は私たちのサークル中の一人のとてーーもキレイで学内だけでなく他の学校でもで有名なKの所にきて「話しに入ってゴメン」とか言う言葉一つもなく、唐突に
「今度飲みにいかん?」と自信満々な口調でKを誘いました。








