2024/06/08
B妻はA子さんに『主人が大変お世話になっているそうで』
無難に受け答えるA子さん。
困惑しつつもうろたえている様子はない。
『堂々たるもんですね』含みのあるB妻。
私も周囲も何となくB妻の意図を察知。
A子さんも表情が硬くなった。
すると突然B妻は、数枚の紙の束をA子さんの顔に押し付けるように突き出した。
のけぞりつつA子さんは無言で紙の束を受け取り、一枚ずつ目を通している模様(私の位置からちらっと見えた感じではメールをプリントアウトしたような画面)。電話応対している人以外フロア中が沈黙。 A子さん『失礼ですが、このメールが私とご主人との間でやり取りされたという証拠はありますか』
B妻『相手があなたの名前でしょ!』
A子さんは否定。B課長のアドレスすら知らないという。B妻、深い溜息をつき、やはりタチ悪いわこの人…等。
B妻の後ろで腕組みをしつつ何故か周囲を見回しニヤニヤ笑みを浮かべるB課長。
淡々としたA子さん、聞く耳持たないB妻、おどけた(見た目だけは)様子のB課長がちぐはぐで痴話喧嘩?にしては妙な空気。
B妻は今度はB課長に向かって、自分だけだと思ってたの?とか言って、さらに別の写真を取り出しA子さんへ。
あっちこっちと…とか、これだって妻子もちでしょ…とか何とかB妻。
A子さんに見せた写真を今度はB課長に見せようとした。すると突然A子さんがB妻の腕を掴みその写真を取り上げ
ようした。喚くB妻。とりあえずA子さんから写真を取り上げようとするB課長。
一気に状況が騒然となったが全員動けず。それまで毅然としていたA子さんを何となくだけど応援しているような周囲の空気が微妙に変化。