おはなしカフェ

息子が心配そうに聞いてきた。「お母さん、何かしたの?だって校長先生が…」

time 2017/07/14

息子が心配そうに聞いてきた。「お母さん、何かしたの?だって校長先生が…」

その校長先生は、私が中学で英語を教わった先生(女)だったのだ。
息子が小5のとき赴任してきたのだが、
「うわぁ懐かしい、でも覚えてないかも…」
と他のお母さん達と校長室へ挨拶に行き
「元○○中学の××(旧姓)です」
と言った途端
「ああ!覚えてるわよ大きくなってー!なに?子ども何年生?どこのクラス?名前は?」
とマシンガントークかましつつ全校生徒名簿を取り出した。
「えっと5年1組の※※△△…」
「あはははOK OK !△△君かぁ。良い名前だね!」
背中バシバシ叩かれて生徒名簿の息子のとこに赤ボールペンでぐりぐり丸印つけられていたのだ。

種明かしをすると、その先生は自作の小テストの最後に5cm 四方くらいの枠をつくって、簡単な英文とイラストを描くと点数を加算してくれたのよ、私はそれを毎回描いてた。
例えば I am a cat. not a dog にネコ耳少女を描くみたいなもんだけどw
それをずっと覚えてくれてたってだけなのに△△君のママは成績優秀で〜と尾ひれ付きで広まった
確かに成績は良かったけどイラスト加算があったと弁解したら、親にオタクな過去もバラされ息子の視線が冷ややかになったのが個人的な修羅場。

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