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家に帰ると、カレンダーの裏に家の明け渡しを命ずる催告書が貼ってあった…

time 2017/08/04

家に帰ると、カレンダーの裏に家の明け渡しを命ずる催告書が貼ってあった…

義父は最初はふざけるなとか怒っていたが、辞表の束と離婚届を突き付けられると 
ほとんど数分で無条件降伏だった。義母と義兄の「裏切り」に茫然自失だった。 

最後は。「勝手にしろ」と言いながらすべての書類に署名・押印した。 
必要な印鑑はすべて義母が管理をしていたので義母が持ってきていた。 
株の代金は俺が立て替え、その場で弁護士が事務員に指示をして義兄の名義で 
義父の口座に振り込ませた。 

義父はしばらく無言のまま右手で額を押さえていたが、義母の「お父さん帰るわよ」 
という声に促されよろよろと立ちあがり、義母と嫁に支えられて帰って行った。 
これで完全引退だろう。あとは、盆栽でもいじって余生をすごしてくれ。 

そこに、うちの社長がきた。よくわからんが満面の笑みで「これからよろしく」と 
義兄の両手を握って握手をしていた。さっそく、仕事の相談らしい。
ちなみに、義父が辞任をした後の取締役は俺が就任した。 

忘れていた。嫁はその日にうちに戻ってきた。
取りあえずカード無し、家計簿をつけさせながら様子をみる。
諸悪の根源みたいな義父が追放されたし、義母を 
手伝って会社の経理も勉強させるから経済観念もついてなんとかなると期待している。 
それから弁護士費用は義兄のものになった会社が払った。
顧問先が1件増えて弁護士もうれしくてしょうがないだろうなww 

泥沼の離婚調停を期待した方にはつまらん結論かも知れないが許してくれ。 

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引用:鬼嫁ちゃんねる
画像出典:GATAG

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