2024/06/08
「夜の行為が苦痛だった」と言われたこと。
俺は実は嫁が初カノで、25歳にして初めてできた彼女が
あまりに美人(これは事実で、元嫁は顔だけは最高に良かった)で、
勢いで結婚まで押し切ったから、かなり嫁の言いなりな部分があり、
夜の行為はお互いが風呂入ってないときは断固拒否だった。
なので、元嫁が俺を拒否るときの常套手段は風呂入らずに寝て、
翌朝シャワーを浴びるというやり方。
それでもこんな美人と結婚できたんだから、と満足してるつもりだった。
あ、あと元嫁も「女=無条件に慰謝料もらえる」
と思ってたバカの口で、早めに現金で欲しいとか
言い出したのには笑ってしまった。
開き直りってのは凄いなと思った。
俺が取り上げた内容証明も
「返して」
「ダメだ」
「返して」
「ダメだ」
「じゃあいい」
と言って、平然と当事者である間男のいる店に出勤して行った。
弁護士に電話して、内容証明が来た旨を伝え
それをぶん取った現物があると言ったら
「現物ぶん取るのはまずいのでコピー取って原本返して下さい」
「むこうから先に来ると、何か不利になりますか?」
「い い え 全 然 !こちらが取る分の慰謝料
残しておいてねーって感じですw」
その日は内容証明のコピーを弁護士に届けに行って、帰ってきたら
まるで強盗が入ったかのように、家の中の色々なものがない。
主に白物家電とテレビが無くなっていた。
たぶん間男だけじゃない。バイトの高校生なんかも使ったのだろう。
俺と鉢合わせしたらどうするつもりだったんだろう。
たぶん店の中で、二人は公認で俺は他の従業員も含めて
なめられ切っていたんだろうな。
俺のパソコンの上に署名捺印済みの離婚届が置いてあった。
弁護士に電話したら、まさか嫁から出されるとは思ってなかったようで
「まだ出してないですね!?出しちゃダメですよ!」
と言われた。
この日から子供は俺の実家に行かせることにする。
ここから子供の修羅場があるのだが、本題とそれるので割愛
その日から嫁は帰って来なかった。
それから弁護士から連絡があり、間嫁が会いたいとのことで
俺、俺弁、間嫁、間弁の四者で、俺弁の事務所で会った。
間嫁の第一印象は、間男のDQNっぽさに負けず劣らず
DQNな風貌で(まさかこれが後に今嫁になるとは夢にも思わず)、
逆上して掴みかかられるんじゃないかと俺はビビッてすらいたw
元嫁に内容証明を送った後、子供を連れて実家に帰っているという
この間嫁は、(俺にとっては)威圧的な風貌とは対照的に、
口を開くと非常に冷静に淡々と喋る人で、
「このたびは夫が大変なことをしでかしまして」と
深々と頭を下げられたのは意外だった。
まず先方の希望は
・間男との離婚
・元嫁・間男への慰謝料請求
・親権の確保と養育費請求
俺の希望は
・元嫁との離婚
・親権の確保(と養育費請求)
・元嫁・間男への慰謝料請求(と面会権の制限)
と当たり前だがほぼ一致。
他にも財産分与の件もあったがそれは省略
俺は何分失業中なため分与する財産がそもそもなかったが
なぜ俺の希望に( )があるかと言うと
それはのちに放棄したから。
「面会権の制限は母親にはたぶん無理」っていうのは
俺弁が言っていたのと、養育費に関しては何で放棄したのかは
今思うと我ながらヘタレ過ぎなんだけど、たぶん早く終わらせたくて
しょうがなかったんだと思う。
内容証明が届いた日の元嫁の開き直りが俺の中で何回も
フラッシュバックして、とにかく終わらせたかった。
明らかに追い詰めてるのは俺なのに、精神的ダメージが
ガンガン来てるのは俺の方だった。
そうしている間にも、平然と元嫁は間男と店では夫婦気取りで
イチャイチャしていたのだから。
「あたしがこんなこと言える立場じゃないのはわかってますけど
俺さん、大丈夫ですか?しっかり最後まで戦いましょうよ」
なぜか俺ここでまた、遠足の準備の娘を思い出して涙ボロボロww
「むっ…娘が可哀想でっ!」
「うんうん…優しいパパだぁ、がんばりましょう」
出勤前のキャバ嬢みたいな恰好の間嫁がボンボンっと俺の腰を
叩いたのを憶えてる。