2024/06/08
介護の仕事を始めて思ったのはすごく給料が安いこと。
手取り15万、ボーナスは3万円だった。
夜勤をしてこの給料。私なんかが受かるわけだと思った。
介護職をバカにするつもりはないが、このままじゃ駄目だと思った。
そんな時、職場に看護師がいて、いいなと思った。
私たちにテキパキと指示を出し、かっこいいと思った。
何よりいっぱい給料もらってたし。
そんな安易な理由で看護師を目指すことにした。
看護師になることに夫は反対した。
「折角、就職できたのになんでまじめにはたらけないの?」
「看護師になるには3年間看護学校に行かないといけないんだよ?」と。
しかし、私は夫の言うことを聞かず勉強を開始した。
職歴がろくにない私には社会人入試は無理だ。
一般入試ではいるしかない。そのためには勉強しないと。
仕事が終わると勉強をする生活が始まった。
真面目に勉強していると看護学校に行くことを夫も応援してくれるようになった。
このころから完全に夫の家に転がり込み、同棲するようになった。
介護の仕事だけじゃ一人暮らしは無理だし。
家賃、光熱費などはすべて夫が払っていた。
こんな努力もあり、看護学校に合格することが出来た。
結局、介護をしていたのは9カ月だけだった。
このとき私、25歳。
看護学校に入っても学費がないので、週3回、キャバクラで働いた。
6年も水商売をしていたのに私にはほとんど貯金がなかった。
当然、授業はおろそかになった。