SAで私のカバンを盗んだ女がそのまま私の車に乗り込んだ…

「当たり前ですけど、車のなかに

自賠責や車検証もありますから、
私の車だってことはすぐに証明できますよ」
「運転操作を誤ったのも、
乗り慣れていないミッション車
だったから盗ったものの運転できなかったんじゃないですか？」
図星だったようで、キチ泣き出した。
ここで華々しくサイレンの二重奏。
パトカーと救急車のご到着。
書きそびれてた。
後出しだけど、バスは観光バスで

なかには乗っていたひともいたし当然大騒ぎ。
買い物＆トイレ休憩中だった乗客も
戻ってくるとこれまた大騒ぎになってた。
が、そんな騒ぎになっているのにキチは断固として

自分の免許証を見せようとしない。
ここまで子連れで歩いてこられるわけないから
自分の車があるはずなのに、警察が何度尋ねても答えようとしなかった。
あとでわかったけど、

このキチ無免許なうえに車は盗難車。
車に突撃されているバスもいるなか、

そのまま救急車に乗せて運ぶわけにもいかず。
私は警察の見ている目の前でキチのカバンを路上にぶちまけた。
セキニンの追及先だとか、賠償関係だとか、

ケガをしている子供がいるなかひどいかもしれないけど、
事故を起こした車は私の所有で、
このキチが逃げた日には確実に私のところに請求がくるわけですよ。
支払う義務があるかどうかは別として。
「ひとのカバンに何するのー！　どろぼう！！」ってふじこったけど知るか。

財布やカードケースを漁ると保険証やクレカはでてきた。
「名前がわかったんだから、

調べれば身元や車の照会くらいできますよね」
殺気だった私を諌めたものの、ｋがシゴトする。
救急車で子どもとキチ搬送。

車をおしゃかにされた私もパトで病院に。
言い逃れができないとわかったのか、
一転してキチがなんか言い訳をしていたが、
肝心の自分が乗ってきた車については口を割らない。
保険証から調べたんだろうね。

無免許運転だってことがわかった。
同時に連絡がついたご主人の証言で
本人が車を持っていないこともわかった。