2024/06/08
気持ちは解る。
良い場所に温かい一戸建ての実家って、良いよね。
でもそれは母が管理してこそ成り立つ実家であって、
本人が体力的にもう無理で、サポートも出来ないようなら
「素敵な実家」だって存在し得ないんだよ。荒れ果てちゃうよ。
何度もそう説明したけど解ってもらえなかった。
今の実家の状態が未来永劫続くと信じて疑わないようだった。
兄夫婦は親戚を味方につけて、私が母を唆していると吹聴。
母は何度も皆に説明してくれたけど、自分が衰えているっていうのを
説明するのって、辛いよね。辛い思いをさせてしまった。
兄夫婦&親戚は、母はこの家を売って素敵なマンションに引っ越し、
浮かれた老後を過ごそうとしている、私がそれを手引きしていると
思っているようだった。怠け者みたいに言われたし。
真面目一筋のプロ専業主婦は母としては
そんな言われ方は耐えられない屈辱だったと思う。
母がいてこそのあの素敵な家なのだ、と何度も言うと、兄嫁が反論。
家を維持するのは主婦として当然で威張る程の事ではない。
誰でも出来る私でも出来るわと。
誰でも出来る事をやっただけで
やれ頑張ったの大変だのって、ちょっとのぼせあがってるんじゃ
ないですか、と。母の努力を否定されて私もキレた。
誰でも出来るって言うけど、兄の家はここみたいに住み易くないよと言うと、
それは家の違いだと。ここみたいに良い家だったら簡単だって言う。
そこで母が、じゃあお兄ちゃん達がここに住む…?と提案。
兄夫婦はそこまでは思っていなかったようでびっくりしていたけど、
(兄夫婦も親戚も、単に便利で居心地良い家が無くなって欲しくなかっただけ)
考えた末にお得だと判断したようで、実家には兄夫婦が住む事になった。
そしたら兄嫁、当然のように
「オカアサンはどこに住むんですか?」だって。
「ご自分で言い出した事ですし。」と。
なんでそんなに追いつめるんだろ。
私の家は結構郊外なんだけど、その分広いので母と同居する事にした。
子供は母が好きなので喜んでいたが、夫には申し訳ないと頭を下げた。
けど兄夫婦のやり方には夫もキレていたので、大丈夫!と言ってくれた。
親戚一同も、一件落着~田舎隠居おめでとう!みたいな感じだった。