2024/06/08
「Aのお腹の子は諦めます」(ぎりぎり中期堕胎が可能な時期だった)
「Aのお兄さんの血が入った子なのでAとも全く他人の子ではない」
「2人とも奪うわけじゃない、もちろん定期的に会わせる事も出来る」
と延々と頭下げられ懇願された。
とりあえず落ち着けと夫婦で宥めて何とか帰ってもらったけど、
数時間後に今度は夫が悩みだしてまた言い合いの修羅場になった。
A夫は実家が会社経営しててお金持ち。本人も跡継ぎで高年収。
うちも経済的には普通に双子養う事が出来るけどA夫の家には及ばない。
だからA夫の家に行った方が子供がより幸せになれるんじゃないか…と言う夫。
私はいくら行き先が身内でも我が子と離れるのが辛くてどうしても承諾できず。
一晩中言い合ってようやく「2人ともうちで育てる」の結論になった時はもう夜明けだった。
結局、A本人が
「自分の子を諦めるわけがない、産む、A夫が嫌だというなら離婚して産む」
となり、
超低出生体重児だけど出産してその後は順調に育っている。
A夫もいざ産まれたら子煩悩になったらしい。
ただでさえお腹張りやすいのにこの出来事で当時は大変だった。