2024/06/08
コトメは子供に恨まれたくはないらしく、「いい子でいるのよ。ママも寂しいわ」とコトメ子に綺麗事を言い不倫相手と再婚
コトメ夫は知らん
小学校低学年だったコトメ子をうちの籍に入れ、今までコトメにしてもらえなかったきちんとした教育をして、人としてまともになれるよう育てた
そのおかげか部活でいいとこまで行けたし、将来の夢もできその分野の教授に教わるためにいい大学に入った
この頃には私のことを母、夫を父、コトメのことは「あの人」と呼ぶようになっていた
そのまま院に行き、教授の研究室に入ることが決まった時期に、コトメが連絡を取ってきた
「言いつけ通りコトメ子を育ててくれてありがとう。もういいわよ、あの子を返して(要約)」
コトメから連絡が来たことを子に伝え、電話を変わるとコトメが甲高い声で騒ぐのが聞こえた
「コトメ子くん立派になったのね、ママ嬉しい」
「お久しぶりです、コトメさん」
「どうしたの?ママって呼んでいいんだよ?」
「僕はもう母親のことをママって呼ぶ年じゃないです。そんなことも分からない人は母親じゃない」
「何!?あの人に変なこと吹き込まれたの!?」
「僕のママはあの時いなくなったし、本当の母さんなら僕のために毎朝コーヒーを入れてくれてます。コトメさんは、何も気にせずどうぞお幸せに」
電話してる子を見て私は多分凄く嬉しそうな顔をしてたと思う