2024/06/08
着替えにしてはずいぶん大きいな、一度に持って来なくても、と思っていたら
中から出て来たのは婦人物や紳士物のパンツ。
しかも新品ではなく元は白かったものがベージュに変色し、所々シミもあり
目視で臭いを確認できそうなほどの薄汚れたもの。
「オムツ代わりにこれを使えばいい。洗わなくても汚れたら取り替えて捨てればいいから」
と、いかにも“いいアイディアだろ?感謝しろよ”的な言い方。
こういう時の為に、新品と交換する時に捨てずに貯めておいたんだって。
全てデカパンとブリーフ。
最初は丁寧に
「大丈夫です。看護婦さん(この言い方だった頃の話)が売店でオムツ買ってきてくれるそうですから」
と言ったら
「買ってきてくれるったって金は払うんだろ?」
と言い
「そんな無駄な金を使わずにこれを使えば済むことだろう」
とそれが当り前のように言う。
なので
「それはそうですが、それはお義母さんたちの為に残しておいてください」
と婉曲に断ると
「おまえもうちの人間だろう。まさか汚いとか言うんじゃないだろうな。どうせ汚れるものなんだからこれを使いなさい」
と命令。
「いや、いくらなんでも抵抗があります」
と正直に言ったら、義父が発狂。