2024/06/08
そのとき、旦那がすっと席を外し、公衆電話に向かい、なにやら電話帳をめくっていた。
つーか、現時点で赤をつれてきてるし、私と旦那、赤が乗ったらトメご一行7人を
乗せるのは絶対無理。
それに、7人の婆+コトメをどうやって我が家に泊めろと?
そんなスペースはさすがにない。
私は半分パニック。
旦那が戻ってきた。乗るだけの人数を我が家の車に乗せ、あぶれた人間は旦那が付き添って
タクシーに乗せた。「タクシーについて来い」と旦那はこっそり耳打ちし、私に住所が書かれた
メモをそっと手渡した。そして空港を出発。
「今夜はステーキが食べたいわ~」「湯船にゆっくりつかりたいわ~」など、トメご一行は好き放題。
そして車は市中心街へと進む。そこまで行って、旦那の意図を察知。
そしてとある建物の前でタクシーが停車。
「えっと、こんなに大勢でいらっしゃるとは思っておりませんでしたので、
家も取り散らかしておりますし、今日はこちらに泊まっていただきます」と
タクシーから降りてきた旦那がトメたちにご挨拶。
「部屋とってくれたの~」「支払いは息子ちゃん持ちよね」と大はしゃぎの
トメご一行の荷物をロビーまで運び、旦那はこっそりとその隙にコトメの
荷物だけをうちの車に積みなおし。チェックインしてきます~と言って
コトメと一緒にその場を離れ、そのまま逃亡。
トメたちがどうなるかなんてシラネ。
でも一応、日系のホテルだし、ホテル内にはトメたちが大好きなJ○Bがあるから
路頭に迷うってことはないし♪
コトメは1週間羽を伸ばしてましたが、ずっと「お姉さんごめんね」と
謝り続けてました。