2024/06/08
バレンタインには「お兄ちゃんへ」って
旦那に手作りチョコを持ってきた。
旦那は甘い物が嫌いなんだけど、
その旦那曰く、今までコトメがチョコを
作ってくることはなかったそう。
普通はそこで勘ぐるんだろうけど、
私は超ポジティブに解釈し、
「コトメちゃんたら恥ずかしがり屋なのね。
私に直接渡せなかったから、兄宛にしたのだわ!」
と斜め上方向に考え、感謝しながら全部食べた。
そんなコトメは製菓の専門学校に進学し、
卒業して数年後にはそこそこ有名なケーキ屋で働くように。
そこで知り合ったお客さんとコトメが結婚することになった。
披露宴でコトメがスピーチしたのだけど、
その中で、
「中学の頃、義姉さん(←私)にお
菓子を出したらすごく褒められた。
そんなことは初めてだったので驚いた。
私のお菓子を、義姉さんがニコニコしながら
嬉しそうに食べるのを見ているうちに、
たくさんの人に私のお菓子で笑顔になって
ほしいという気持ちが出てきて、
専門学校へ進んでパティシエになった」
という話が出てきた。
うわーそんなことが!
私の食い意地がコトメの将来を決めていたなんて!と恥ずかしかった。
727:2/22015/06/06(土)21:28:20 ID:YUC
が、そこで終わっていればいい話だったんだけど、
その後に、
「最初はお兄ちゃんを取られたと思ってムカついて、
女子力のないのをからかうつもりでお菓子を出していた。
ムカついたときは、失敗したお菓子を
わざと出したこともあったけど、
せっかくコトメちゃんが作ってくれた
ものだからと全部食べてくれたので、
材料が無駄にならずに助かった。
それと、義姉さんは何でも食べるから、
色々なお菓子の実験台にさせてもらった。
今の私のお菓子の腕があるのは、
ある意味、義姉さんのおかげ。
義姉さん、ありがとう!」という、
すごくアレなスピーチが続いてしまい、
式場内の空気が微妙なことに・・・
↑ちなみにコトメ夫もこのスピーチの原稿を見
ていたはずなのだけど、
式・新婚旅行で休みを取るために
式寸前まで残業続きだったおかげで、
きちんとチェックしきれなくて気づかなかったそう。
後日、コトメ夫からそう謝罪された。
この余計なスピーチのおかげで、
コトメ夫の妹が
「こいつは兄嫁イビリしてたやつ」
と敵認定してしまったらしく
その後、コトメ家の空気がぎすぎすしてしまい、
挙句の果てに1年足らずで離婚騒動に。