何ごとかと見ていると,後部座席から
ネグリジェ姿で唸っている妊婦が抱え出され
旦那と実母らしき人に両脇を支えられて、ヨロヨロと降りて来た。
助産院の前は道が狭くて車が入れないため、そ
こから10mは歩かなくてはならず
妊婦はもう息も絶え絶え!
助産婦さんも急いで駆けつけたが,
とうとう立ち止まってしまい「…う〜ん」と唸り出した。
助産婦さんが
「あんたっ!いきんでるやん!ここでいきんだらあかん〜〜〜っ!!!」と
叫ぶや、
「ゴボゴボ…ほげ〜っ…」というくぐもった
泣き声がして赤がずるっとマタから
下がって来たのが見えた。
ネグリジェだったので慌てて助産婦さんがその頭をキャッチ!
そのまま4人で二人三脚(+マタ支えの人)しながらえっちらおっちら走って
助産院にたどり着きました。
私は呆然としながら後を追い、一
人で院内に上がり込み、隣室で静かに1時間ほど
待機した後にようやく気付いてもらえました。
マッサージ中隣室からは
「あっはははは!あんなとこでいきんだらあかんわ〜!」
「まぁあ無事でよかったけどー!」と
みんなで和やかに談笑する声が聞こえていて
私もホッとしたのを覚えてます。
長文スマソ