2024/06/08
何日かして、俺はいつも行ってる居酒屋に行った。
その居酒屋のマスターに、彼女の話を聞いてすると。
マスターも、彼女が、結婚してたのを知っていた。
知らないのは、俺だけだった。
その後、たまにいくスナックに行くことにした。
繁華街を歩いてると、見慣れた後ろ姿があった。
彼女だった。
隣には、多分旦那と思われる男もいた。
175センチの彼女よりも、ずっと身長が高くてお洒落な落ち着いた感じの奴だった。
彼女と腕を組んで歩いて行き、俺がいこうと思っていたスナックにはいっていった。
俺はかなり迷ったが何を思ったか、彼女達が入っていったスナックのとびらをあけた。
見慣れたスナックのカウンターに、他のお客さんと、彼女と旦那の姿があった。
彼女は、俺と目が合うと、少しびっくりしていた様だがすぐに目をそらし、旦那と談笑を始めた。
俺はカウンターの端に座るとビ/ー/ルを頼んで一人で飲んだ。
騒がしい他の客に混じって彼女と旦那の話が聞こえる。
結婚式はいつにしようとか、旅行はどこにいこうとか、仕事の話だとか。
彼女はもう、俺の知っている彼女よりも、ずっと綺麗になっていた。
綺麗な髪、綺麗な肌、身なりの良い服、左手の薬指には大きめの指輪が光り、別人みたいに楽しそうだった。
旦那はその彼女を、余裕たっぷりに受け止めている。
注文する酒も、安い焼酎ではなくてウィスキーやブランデーだった。
俺は自分が隅っこで、ビ/ー/ル飲んでるのが恥ずかしくなった。
しばらく飲んでいて、俺はかなり酔ってきた。
酔っぱらうとクセが悪くなる自分が嫌だったが本当に情けなかった。
彼女の、自信満々な挙動や話を聞くのが耐えられなかった。
俺はかなり酔っぱらって、彼女と旦那に話しかけてしまった。
随分、幸せそうですね〜。
多分、こんな感じ。
すると彼女は向き直って旦那に言った・・・