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彼女姉『妹(彼女)のことでお話しがあります。』俺「はあ‥」彼女姉『突然すみません。私こうゆうものです』俺「えっ」→衝撃の事実が発覚・・・

time 2020/09/17

彼女姉『妹(彼女)のことでお話しがあります。』俺「はあ‥」彼女姉『突然すみません。私こうゆうものです』俺「えっ」→衝撃の事実が発覚・・・

上司に事情を話し、定時に上がらせてもらい会社の前で待っていたら車が来た。
乗っているのは若い男性と女性。
俺は元子の姉とその彼氏か夫か…と思い挨拶をしたが
「突然ですみません。私こういう者です」
と出された名刺には
「○○法律事務所」。
事情が全く分からない俺はパニックだが、向こうは申し訳なさそうな顔で
「全員がそろいましたらお話を」って感じ。
どうしようもなくてただ従うしかない俺。

着いた所はその法律事務所だった。
結構きれいなビルなのにエレベータが3人乗れるか乗れないかって位の広さしかないんで先に俺と男性が乗った。
階段もすっごく狭くて、すれ違うのに苦労しそう。
不便じゃないのか?あれでいいんか?といまだに思う。
社員用は別にあるのかな?
まあどうでもいい話は置いといて。

中に入り、応接室に通されるとそこにはまず弁護士さん、
それから夫婦と20代の男性が居た。
その3人はK島さんと言う方で、息子さん(K男さん)が代表で話しだした。

内容は驚愕するもので、K男さんと元子は結婚を前提としたお付き合いをしていて、様子のおかしい元子を調べた結果、黒も黒真っ黒。
最初は俺と元子両方に制裁を加えてやろうと思ったが、元子の携帯メールを覗き見ると、どう考えても俺は被害者であると思ったそうだ。
俺はもうアワアワして何言ったか覚えてない…

「T山さん、大変不躾ですが携帯のメールを見せていただけませんか」
と丁寧に頼まれ、
とっさに「恥ずかしい」と「K男さんに申し訳ない」と思ってしまって断った。
だが、弁護士さんが
「私からお話します。身の潔白を証明できないとT山さんが無実の罪をおう事になるんです」
慌てて
「どういう事ですか」
と聞くと、

元子は前日の夜に浮気の証拠を突きつけられたが
「自分はT山に脅迫されて襲われた」
と主張してるそうだ。

脅迫の内容は元子の仕事のミスを俺が上手くごまかし、そのごまかしをする為に会社の金を横領、更に
「俺に横領させたのはお前だ。ばれたら賠償させられて前科がつく。お前の人生は終わるぞ。嫌なら言う事を聞け」。

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