おはなしカフェ

彼女姉『妹(彼女)のことでお話しがあります。』俺「はあ‥」彼女姉『突然すみません。私こうゆうものです』俺「えっ」→衝撃の事実が発覚・・・

time 2020/09/17

彼女姉『妹(彼女)のことでお話しがあります。』俺「はあ‥」彼女姉『突然すみません。私こうゆうものです』俺「えっ」→衝撃の事実が発覚・・・

俺はとりあえず部屋に待機して、弁護士さんとK島家が別室へ。
一人になって悲しいとか悔しいとかそういう気持ちもわかずに茫然としてたら、2~30分後、奇声と罵声と泣き声が聞こえてきた。
秘書さんが来て「お気になさらず」と、落ち着いた様子でコーヒーいれに来てくれたが俺また超動揺w
帰った方がいいかと聞くと、困った顔で
「今お帰りになりましたら、もしかしたら元子さん達と会ってしまうかもしれません…」
と言われたので座りなおし。
しばらく待っていたら救急車が来た。
秘書さんによると、脅迫狂言を信じ込んでいた元子親に真実を伝えた所、元々高血圧の持病のあった元子父が倒れたそうで…

最後に少しK島さん達と話をしたんだけど、元子は最初脅迫説を切々と語り、元子親は怒りよりも悲しみで涙にくれ、俺に対して憎しみを語り、
「どうか娘を支えてあげてください」
とソファーを降りて土下座したそうだ。
そこに浮気の証拠の数々、俺の携帯も含むを見せると発狂、その時の声があの奇声罵声泣き声だったみたい。

大分落ちついていた俺は皆に
「大変申し訳ないし、図々しいとは分かった上で言いますが、せめて私のいない所でやってほしかった」
と言ったら弁護士さんに謝られた。
まさか元子が横領だの襲われただの言い出すとは思わず、更ににこやかに俺と手を繋いでホテルに入る所や、車でキスする所の写真を見ても
「元子は被害者だ!」
と親が信じるとは思わなかったそうで。

そりゃそうだ。
ま、しょうがないか…と思い、もう元子の事は犬にかまれたとでも思って忘れようと思ったが
完全に目が逝っちゃってるK男さんの顔を見るのは辛かった。
今でもトラウマ。
何か現実味が無くて、足元ふわふわしてるような感じで家に帰って寝た。

サラリーマンの悲しいサガか、次の日は目覚ましも無く普通に6時半に起きて、普通に出社。
何かホントに現実味がないんだもん。
体が勝手に動いてた感じで。
会社に着いてしばらくしたら元子の部署が騒がしくなって、元子が退職した事を聞いた。
当然俺にも色々と聞かれたので
「いや、元子は婚約者に会社の金横領してた俺に脅迫されて襲われたって言ってるんだってさww」
と投げやりに言ったら上司に呼ばれた。

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