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乗車率200%の新幹線に乗車!俺『ついた!降りるよ~!』→嫁が呆然と俺を見ている→俺『えっ、何…?』ゾッとして振り返ると、トンデモナイ事になっていて・・・・・

time 2020/11/28

乗車率200%の新幹線に乗車!俺『ついた!降りるよ~!』→嫁が呆然と俺を見ている→俺『えっ、何…?』ゾッとして振り返ると、トンデモナイ事になっていて・・・・・

呆然としたあと、我に返り駅員に事情を話し、社内アナウンスを頼んで次の停車駅に鉄道警察の人を手配してもらった。
迎えに来た嫁両親に、泣いている嫁と長旅と人酔いでぐったりしている次男を預け俺が駅長室で待機。

ところが次の停車駅で鉄道警察官が新幹線に乗り込んだが、長男がいない。
その連絡を受けた時、気が狂いそうだった。
非難されるだろうが、赤の他人の妊婦さんを庇わずに長男も抱っこすれば良かったと思った。
なんで新幹線から子供が消えるなんて事が起きるのか、まさか荷物か何かに入れられて誘拐された?とまで思った。
ただでさえ、本来と違うダイヤルの列車が何本も走っていて混乱している状況で駅長室の中は電話が鳴りっぱなしだった。

そのうち一本の電話をとった駅員が「お子さん見つかりました」と言った。

長男は、新幹線内の電話の会話を聞いて降りる駅を乗り過ごしたら、次の駅で降りて引き返す、という方法をインプットしたらしく新幹線が次の駅についた時に、一人で降りて、反対車線に目的地行きの新幹線が止まっているのを見て一人で乗り込んだらしい、で、混乱で車内で切符を確かめられることもなく自力で駅に戻ってきていた。
駅に着いたは良いが、長男の切符は俺が持っていて、改札を出られない長男が駅員に事情を話し改札から駅長室に電話が入った。

嫁の携帯に「長男が見つかったぞ」と連絡すると嫁号泣。
駅員に手を引かれ、駅長室に来た長男を見たら俺も号泣。
号泣しながら何度も長男に謝った。

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