2024/06/08
トメはフイになぐられて、ぽかーんとしていました。
でも、私が色んな理由で出て行く所がなく離婚できない立場だと知ってるトメは、すぐに目を吊り上げて
「アンタ!今何したかわかってるの?え?」
と、威圧的に私に詰め寄ってきたので、つい2発目も入れてしまいました。
夫はそれをみて、目をまん丸にして動けないでいました。
「あれ?ひょっとしてこりゃ勝てるの?」
って思って、調子に乗ってパンパンとトメの両頬を叩きまくってみました。
夫はトメへも私へも加勢しないまま、あわあわと見てる感じ。
夫はしょうがない、彼は恐らく強いものへと寄生していくタイプなのでしょう。
ならば、私が強くなればいいんだと、今更ながら気がつきました。
トメは、やっぱり年なので力では私に叶わず、ヘタリと腰を落としました。
蹴りたい衝動を抑え
「いいですか?今までのようにいかなですからね?さ〜てと」
と、まずはトメの部屋にかけてって、彼女の大事にしていた亡きウトからもらった指輪をトメの目の前にもって来ました。
「これ、すごい値打ちがあるとか言ってましたよね?人質と言うか物質として
私が預からせていただきます。今度勝手をしたらわかってますよね?」
トメは、コクコクと泣きながらうなづいてました。
な〜んだ、案外簡単に勝てる相手だったんだ。
私の5年間はなんだったんだw
そういうわけで、今さっきトメに作らせた料理を口をつける前に
「臭い!」
って言って、流しに全部捨てて来た所です。
いいよね、これぐらいやっても。
亡き母からもらったアクセサリー、全部トメが勝手につけて
「センス悪い!」
って捨てたり、ご飯は気に入らなかったら捨てられてるんだから・・・