2024/06/08
俺「ありがとう、苦しかったんだな、おまえの苦しさをわかってあげられない俺は夫失格だ。
頭を上げてくれ、終わってしまった事はもうどうしようもないよ。
それより これからどうするかだ、本当の気持ちを言うと俺は今どうして言いかわからない、
許したくない気持ちと許す気持ちで揺れている。」
俺「でも、家族は守りたい、お前が脅されているとしたら俺はお前を守る。
今日、その男と会って別れる話をして帰って来い、
おそらくその男は今日の旅行を止めようとはしないから帰そうとはしないだろう、
お前はまた脅されると思う、その会話を録音してくれ。」
嫁は恐怖を口にしたが 俺が少し離れた所で見守る旨を話したら納得した。
俺はICレコーダーを嫁に渡した、
もし嫁に騙されているとしたら それまでだ
俺はこれから先 人間不信で生きていくしかない。
嫁を完全には信用してはいない、
調査員の事とメール転送の事は一切話してはいないんだ。
話が終わったのは明け方、すべてを話して落ち着いた嫁は なにかが解けたというか落ちたというかほっとした感じで休んだ。
短い睡眠の後、墓参りに家族で出かけた、
嫁は最近になく子どもと楽しそうに接して見えた
その分俺の方に何かを背負わされたような気がしたよ。
出かける前にリビングで家族の写真を携帯で撮った。
俺「今日からこれをお守りにしてほしい。」嫁はうなずいた。
嫁両親の墓の前で嫁は何かをつぶやいでいた。
嫁に聞くと 両親に謝罪していたとの事だった。